リレーでGO☆ = 聖闘士星矢編 =




過去ログ集第2章☆

『腹痛の紫龍』




シュラ「そういえば・・・たまに花粉が来てたかもしれないな・・・」
シャカ「すまん。その花粉は・・・多分ウチの宮の沙羅双樹だ。」
ムウ「おやおや、貴方が自分から謝るなんて珍しいですね、シャカ?」
シャカ「・・・何か言ったかね、ムウ?」
アイオリア「気にするな、シャカ。ムウは性格悪いのだ。」
ムウ「アイオリア・・・何か言いましたか?」
老師「気にするでない、ムウ。アイオリアは性格が悪いのぢゃ。」
デスマスク「なんと! そうだったのか!!」
アイオリア「納得するなデスマスク!性格の悪さでいったら、ムウのほうが上だろうが!!」
デスマスク「黄金聖闘士ともあろうものが、そんな性格の悪い連中の集まりで問題ないのかねー」
ムウ「あなたにだけは言われたくありません」
「どっちもどっちだよね、はっきり言って。」
氷河「その点俺達五人は素直で正直、心優しく未来ある青少年だよな…いやぁ、年は取りたくないものだ」
シャカ「一輝はどーなんだ。アレは、アノ顔は…(ブツブツ) 青少年?青少年なのか!?」
「兄さんの顔は生まれつきなので、とやかく言わないでくださいっ!!」
シャカ「う…君はなんて剣幕で怒るんだ、それでも乙女座かね?(汗)」
紫龍「フ・・仏壇の似合う和顔の男がギリシャ神話を語ろうとはな・・片腹痛い・・痛っ!痛タタッ!」
ナレーション「紫龍、そのままわき腹を押さえて座り込む。」
星矢「紫龍って責任感があるんだなー。自分の言ったことに責任とって、本当に腹痛になってるよ。」
シャカ「フフフ・・・天罰・・・フフフ・・・」
ミロ「シャカ、本気で怖いぞ・・・;」
一輝「その内に、『自分を拝め』とか言い出すんだろうな・・・」
紫龍「…拝むから…いえ!拝ませて戴きますから腹痛を…治して下さい…」
老師「悲しいな・・・紫龍よ。」
ナレーション「はい。じゃあ薬だしときますね。(紫龍に薬を渡す)一日に朝晩二回飲んでくださいね。」
シャカ「薬など・・・笑止!天魔降伏!!」
アフロディーテ「予想通りの展開だな。あらかじめ避難しておいてよかった・・・。」
沙織「危ないじゃないのっ!」
シャカ「初めから私に頼むのが間違っているのだよ!!」
紫龍「ああ、腹が痛い・・・燃えるようだぁーー!!」
カノン「くくく…お前は盲腸なのだ!盲腸、盲腸…(紫龍の耳元で囁いている)」
サガ「馬鹿者ーーー!!それ以上囁くのはやめないか!!紫龍が盲腸に染まったらどうしてくれる!(同様のあまり自分が何言ってるか半分わかってない)」
紫龍「そうだ、俺は盲腸なのだ!ウワーハッハッハッ!!!」
星矢「ぎゃぁ!紫龍が囁かれて洗脳されたーーっ!?」
氷河「盲腸・・・って洗脳でかかるものだったのか・・・」
「違うでしょ!(つっこみ)紫龍、紫龍は神経性胃炎だよ。神経性胃炎。(紫龍の耳元で囁く)」
一輝「そうだぞ!ちょっとばかし進行した胃炎なんだ…もう少しで胃潰瘍だ…ほぉら、そろそろ胃に穴が開くぞぉ〜」
カノン「あああーーっ俺様の専売特許を!!」
シャカ「いい加減にしないかね。紫龍が本当に胃潰瘍になったらどうするのだ。」
ムウ「もともと紫龍を腹痛にしたのは貴方ではありませんでしたか?シャカ。」
シャカ「私ではない。勝手に痛がってるだけだ!私は悪くない!(-∧-;)」
紫龍「・・・誰でもいいから、どうにかしてくれ。ううっ・・・」
沙織「仕方ありません・・・我グラード財団で開発した咳止めシロップを分けてあげましょう。」
シャカ「なぜに咳止め…」
沙織「大丈夫。心配しなくてもお子様でも美味しくいただけるリンゴ味ですよ。」
シャカ「……、………。;;」
アフロディーテ「それを飲むのが嫌なら、デモンローズから作った痛み止めがあるが?」
紫龍「ふ、腹痛にも効くのか…!?…、…ってデモンローズ!?」
アフロディーテ「つまりは、感覚を麻痺させるわけだから・・・」
老師「ここにわしの皮膚から作った中国4000年の秘薬もあるのじゃが・・・」
星矢「消費期限が4000年も過ぎてるのか!凄いな!!(違)」
氷河「デモンローズは危険だし、その秘薬・・・ってのもアヤシゲだし。案外お嬢さんのくれたリンゴ味の咳止めシロップが一番無難かもな(笑)」
デスマスク「腹痛なのに咳止めシロップ飲んでどうするんだよ!(つっこみキック!)」
紫龍「しかし・・・他人から頂いたものを無駄にするわけにもいかない・・・飲もう。」
効果音「どかー―ん!!」
星矢「・・・?」
氷河「まさか…全部一度に飲んだのか!?(汗)」
シュラ「・・・さらばだ、紫龍。お前のことは忘れない・・・。(滝涙流しつつ)」
「・・・って、どうしてリンゴ味のシロップが爆発を・・・?」
氷河「おそらく中国4000年の秘薬とやらも・・・。」
効果音「ぼーん!」
ナレーション「今なお、もうもうと立ち込める爆発の煙の中から紫龍の小宇宙が・・・!!」
一輝「…さらば、熱き血潮の兄弟よ…!!」
アフロディーテ「さすが天秤座の老師の弟子・・;生命力が並ではないな・・(汗」
紫龍「(ボロボロ状態で) 一輝! 勝手に殺すなっ!!」
カノン「シュラも勝手に殺してたよな・・・。」
星矢「あっはっは!皆大変だなぁ〜〜〜!!」
ナレーション「笑っている場合か!!」
「あ、でも紫龍。腹痛は治ったみたいじゃない!」
ミロ「はは・・・・感心するぜまったく(笑)」
紫龍「春麗が五老峰で祈っていてくれていたのかもしれない・・。」
ミロ「春麗は一体何者なんだ?聖闘士としても十分通用すると思うけど…紫龍より強いかもしれないし(笑)」
紫龍「ある意味な。別に否定はしない。12宮戦の折、巨蟹宮でも俺は春麗の祈りのお陰で死の淵から生還できた。」
デスマスク「アテナ並…?」
沙織「…つまり…私だけでは力不足だと…?(青筋立ってる)」
老師「まともに修行させとれば立派な女聖闘士になっとったかもしれんのう」
星矢「安心しろよ沙織さん!あんたは最強だよ、いろんな意味で・・・」
沙織「・・・・・・(素直に喜べない)」
アフロディーテ「最強だと言われたのに、なぜ、あまりうれしくなさそうなのだろう?」
シュラ「そりゃあ、女心は複雑だから・・・」
「星矢が一言多いからだよ・・・(バカなのかなぁ、黄金の皆って・・・)」
シャカ「君も一言多いようだね、アンドロメダよ。」
「何のことですか? (スマイル)」
シャカ「君たち青銅のアタマの中を覗く事などチョロいのだよ!筒抜けなのだ!」
一輝「・・・いやな特技だな。」
効果音「ドカー――ン!!」
サガ「な…何の音だ?」
アフロディーテ「口は災いの元、ということをフェニックスが身をもって知った音、だ。」
「かわいそうな兄さん・・・」
シャカ「この世は無常ということだ…」
紫龍「なるほど・・・(メモしている)」
氷河「こういう時こそクールに徹しなければならない・・・ですよねカミュ」
ミロ「だからって周りの温度まで下げるな!寒くてかなわん!」
シャカ「心頭滅却すれば火もまた涼しと云うだろう!君は修行が足りんのだ!」
星矢「それにしても寒すぎだと思わないか?」
シャカ「とはいえ、以前から思っていたのだが、クールなのと気温を下げるのとは違うと思う、という事は今言った方がいいのか?」
老師「これも運命かの・・・ほっほっほっ」
カミュ「(知らなかった・・・)」
アフロディーテ「運命か・・・。都合のいい言葉だな。」
ムウ「それを言ったらお終いでしょう・・・」
「運命なんて、自力で変えてけばいいんだよ…世の中気合だよ」
一輝「強くなったな、瞬‥兄ちゃんは大変嬉しい‥」
「うん。誰かさんのおかげで、苦労しているから。」
アフロディーテ「少女のような顔の君がか!?」
星矢「顔だけで言うなら、アフロディーテもそうとう女みたいだぜ。」
シャカ「アフロディーテは男らしいぞ?美人だが女というほどではない。体格もしっかりしてるし…」
一輝「シャカさー、なんかキャラ変わってないか?(心配)」
星矢「一輝も、なんか口調が変わってないか?(心配)」
「気にすること無いよ、星矢。シャカと一輝兄さんなんだから・・・。」
星矢「・・・(少し考えて) そうだよなっ(納得)」
一輝「・・・(血涙)」
シャカ「・・・(血涙)」
アイオロス「ま、まずい・・・!!シャカの目が開く!!」
アフロディーテ「狙いはペガサスみたいだな。早く逃げたほうがいいぞ!」
シャカ「…迷わずあの世へ逝きたまえ…!!!天魔降伏!!!」
氷河「さらば星矢・・・お前の事は忘れない・・・」
紫龍「言ってる場合か!!巻き添え食らうぞ!(汗)逃げろー!!」
星矢「ああっ! みんなが俺を見捨てて逃げる〜」
シュラ「ダメだ・・・逃げ切れん!(汗 こうなれば・・・エクスカリバーでシャカの首をはねてくれる!!」
アフロディーテ「やめろ、シュラ!返り討ちにあうぞ!!」
サガ「なんだかハーデス編的な展開になってきたような・・・」
シャカ「そうだな…そうそう、沙羅双樹の園はあっちだぞ、サガ。(嫌味)」
星矢「いまだ・・・逃げろ〜」
ナレーション「星矢の逃げ足は、めちゃめちゃ速かった・・・」
紫龍「こらっ、星矢!皆を置いて自分だけ逃げるんじゃない!」
デスマスク「意外に結束ないな〜。あいつらも・・・。」
アイオリア「逃がさん!星矢!ライトニングプラズマ!!」
「わーん、兄さ〜ん!! (逃げ遅れ)」
ムウ「おやおや…最早支離滅裂ですねぇ」
サガ「さすがはムウ。クリスタルウォールによって、自分の安全だけは確保するとは・・・。」
カノン「そういうサガも、ムウの後ろに回りこんでいるし・・・」
ムウ「貴方もね。」
ミロ「この壁(クリスタルウォールのこと)は鉄壁の守りと聞くが、後ろから攻撃されたら悲惨だよな・・・」
ムウ「ふっ・・・あなたも蠍ポーズをとっているときに攻撃されたら悲惨ですよ」
アイオロス「黄金同士がこんなに仲悪かったとは・・・。」
カノン「13年も死んでいたからな…兄貴の所為で。」
沙織「かわいそうなアイオロス。・・・では、アイオロスには、先日まとめ買いした宝くじを1枚分けてあげましょう。」
デスマスク「1枚だけかよ。金持ちの癖にケチくせぇな!」
沙織「それは貴方がごちゃごちゃと口を挟む問題ではないわね。左遷するわよ。」
効果音「がびーん」
ムウ「やれやれ・・・」
アルデバラン「まあまあ、アテナ。デスマスクも悪気があって言ったわけではないのですし、許してやってください。」
星矢「・・・っていうか、黄金が『左遷』されたら『白銀』とか『青銅』とかにされちゃうのかな・・・」
カミュ「しょせん聖衣に見放された男・・・雑兵まで落ちるな・・・(ニヤリ」
デスマスク「てめぇ、ゴラァ!弟子バカのくせにクールを気取ってる奴なんぞにそこまで言われる筋合いねえぞ!」
シュラ「カミュ、デスマスク!やめないか!」
アフロディーテ「それより星矢はどこ行っちゃったんだい?!」
氷河「スニオン岬に封印されたはずだ・・・」
カノン「勝手に人の家(?)に封印するなっ!!」
ミロ「ところでポセイドンの封印って、まだあそこにあるのか?」
サガ「まだあるけど、そこと岬はもうカノンがバカな事しないように私がコンクリートの壁で仕切ったから、いくら小宇宙を燃やしても通り抜けられないぞ。」
紫龍「コンクリートって凄く壊しやすそうなんだが・・・」
サガ「心配ない。グラード財団特製の、「アテナのコンクリート」だそうだ。そうたやすくは壊れないようになっている。」
カノン「けっ!バカな事するのはおまえじゃねえのかよ、兄貴ぃぃ」
サガ「うっ・・・; あ、あれは黒が・・・」
沙織「二人ともうるさいですよ」
紫龍「しかし・・・アテナのコンクリートとやらは後学のためにも見ておきたいと思うのだが・・・」
シュラ「ああ・・・!アテナのコンクリートはきっと素晴らしいんだろうな!俺も見てみたい!」
星矢「(テレパシー)んなことより、誰か早くここから出してくれぇーーーーっ!」
シャカ「一生ださんよ・・・」
ミロ「犯人はやはりシャカか・・・」


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