リレーでGO☆ = アンジェ編 =




過去ログ集第10章☆

『ツアーの団体様』




チャーリー「なんや、頭痛か?なんならいい痛み止めがありまっせ?せやな〜このくらい勉強さして貰いますわ。どや?(電卓をたたいてみせる)」
マルセル「えっ?」
ロザリア「あら・・・ずいぶんとお安いこと。」
チャーリー「しか〜も!今なら『チャーリー直筆サイン入り生写真』付きや!!絶対、買いやで〜ぇ!」
ロザリア「それはいらなくてよ・・・」
効果音「がびーん」
リモージュ「さすがロザリア・・・容赦ないかも。」
コレット「・・・そ、そうかも・・・」
ロザリア「・・・何か文句があって?」
リモージュ「べ、べつに・・・」
チャーリー「しゃあないなぁ…じゃあ、こんなんどうや?『あなたのお好きな女王候補とツーショット写真プレゼント!勿論、女王候補の直筆サイン入り!』!どうや?!」
レイチェル「・・・勝手に商売に使われてる気がする〜」
効果音「ぎくうっ」
ゼフェル「・・・っていうか、明らかに使われてるだろ?」
効果音「ぎくぎく〜」
ナレーション「冷や汗が出ていますが・・・」
クラヴィス「ふっ・・・悪いことはできんということだ・・・」
オリヴィエ「‥とかなんとか言っちゃって、誰かさんてば偽名で申し込んでたりして〜♪」
リモージュ「そ、そうなんですか?」
オスカー「だ、誰が申し込んだんだ・・・」
ロザリア「まさか、オスカー様ではないでしょうね?」
チャーリー「いや、オスカーとちゃうで?ヤツは正々堂々と本名で申し込んできてるさかい。」
リモージュ「なぁ〜んだ・・・って、やっぱり申し込んでいたんですかっ?」
オスカー「い、いや・・・何かの間違いだ・・・」
チャーリー「でもこの申込用紙には・・・」
ジュリアス「・・・間違いなくオスカーの名前が書かれているな・・・」
オスカー「だ、誰かのイタズラだろう‥あ!別のオスカーさんかも知れないなぁ!!(汗!!)」
ルヴァ「あー、オスカーという名前は、一般的に多い名前なんですかー?」
オスカー「そりゃーもー、鈴○さんとか佐○さん並に多いね!!(必死)」
エルンスト「いえ、データによりますと・・・」
オスカー「い、いや・・・データはいい。」
エルンスト「いえ・・・こういうことははっきりさせておかなくては・・・」
レイチェル「うんうん。」
リモージュ「・・・で、どうなんですか?」
ジュリアス「成る程、確かにデータ上でもかなりの『オスカーさん』がいるな‥」
オスカー「そ・・・その通り。」
エルンスト「では、筆跡鑑定にまわして更なる人物特定を‥‥」
ジュリアス「確かに。そこまですればオスカーの無実(?)も晴れるというもの。」
リモージュ「あ?!オスカー様、そんなに急いで何処へ行かれるんですかッ?!」
クラヴィス「疾しいことでもあるのだろう・・・」
コレット「もしかして・・・本当に・・・?」
ゼフェル「本当だとしたらクールなフリして、あいつ意外とミーハーだったんだなぁ‥」
オスカー「ちがーう!!」
ランディ「オスカー様・・・さすがにそこまでの事はしないと、信じていたのに・・・」
オリヴィエ「違うわよォ。オスカーが急いでるのはトイレをガマンしてたせいよ。ね?そうでしょ?(←助けている‥つもり?)」
ルヴァ「あー、それは一大事ですねー」
オスカー「そ、そう・・・一大事なんだ。」
ジュリアス「では急いで行って来るがいい。西側の手洗い場は水漏れ工事中だと報告を受けている。東側を使うがいい。」
ゼフェル「あ、東側に行く途中の廊下でペンキ塗ってたぜ。」
ロザリア「そういえば、北側に行く通路は現在動く歩道に工事中で使えなかったようですわ。」
リモージュ「え? 動く歩道になるんですか? 楽しみ〜」
エルンスト「ええ。税金が余ったので、あちこち工事を・・・(←爆)」
マルセル「うわ〜 これが有名な税金の無駄遣い・・・ってやつなんだ・・・」
ルヴァ「おやーマルセルは難しい言葉を知っていますねー。」
マルセル「うん。一人前の守護聖として認められたいし、ちょっとは勉強してるんだ。」
オスカー「・・・と、とにかく、今通ることができるのは、南側の通路だけ・・・ってことか?」
エルンスト「いえ、只今のお時間ですと『アンジェリーク体験ツアー』の参加者の方々が、南側通路を移動中です。因みに今回の参加者の方々は団体様で某力士達です。‥おそらく一般人の通行はほぼ不可能かと思われますが?」
レイチェル「・・・。」
ナレーション「レイチェルは、呆れているようです・・・。」
オリヴィエ「一体どういうツアーなわけ・・・(溜息)」
レイチェル「ワタシに聞かないでくださいよ・・。」
エルンスト「皆さんのお仕事振りを見学したり、館内を見学したり‥まぁ、授業参観みたいなものですね。」
リモージュ「わあ、面白そうですね。」
ロザリア「そうかしら・・・」
エルンスト「なにしろ『体験』ツアーですからね、お気に入りのキャラクターのコスチュームに身を包んでの記念撮影もあるんです。私が立てたプランは完璧です!!」
ルヴァ「あー、なるほどー。それは面白そうかもしれませんねー。」
ゼフェル「・・・そうか?」
ルヴァ「娯楽も時には必要ですよー。」
ランディ「・・・なるほど。さすがルヴァ様。」
ゼフェル「簡単に納得するなよ・・・」
リュミエール「ところで・・・オスカー、トイレに行くのはもう良いのですか?」
オスカー「よ、余計なことを・・・」リモージュ「え? 何か言いましたか?」
オスカー「い、いや別に・・・」
ランディ「あ。体験ツアーの団体さんたちが、こっちに歩いてきたぞ。」
効果音「ざっざっざっざ・・・((団体さんが歩いてくる音))」
マルセル「え、えーと・・・やっぱり挨拶とかした方がいいんだよね?」
メル「じ、じゃあ。こんにちは〜」
コレット「・・・む、無視されちゃいましたけど・・・」
メル「う・・・ひどい・・・」
エルンスト「ミーハーな参加者が守護聖様方に無礼をはたらいてはいけませんので、ツアーの参加条件として院内で口をきくこと自体を硬く禁止しているのです。」
リモージュ「なんだか・・・大変なツアーなんですね・・・」
ネネ「ホントは声かけたい人とか、いるはずなのにね・・・。」
レイチェル「ねえ、あの人たちってさワタシ達のお仕事ぶりも見に来るんだよね?」
ジュリアス「しまった!全員すぐに持ち場に戻り、各業務に戻るように!」
コレット「ええっ!」
レイチェル「そんなことをしたら、登場人物がバラバラになってドラマが成り立たないことになるのでは・・・」
ジュリアス「・・・では、研究院の大会議室にて執務に取り掛かるように・・・」
マルセル「えーっ?」
ジュリアス「何か問題でもあるのか?」
ゼフェル「執務なんてしたくねーし。」
ルヴァ「そんなことを言ってはいけませんよ〜」
エルンスト「では早速、会議室に必要なものを用意させましょう。」
リモージュ「どんなものが必要なんですか?」
ジュリアス「とりあえず、書類と資料、ペンさえあれば最低限の執務はこなせるだろう。」
オリヴィエ「面白みには欠けるけどね。」
ゼフェル「俺はパソコンで執務してるんだぜ!」
エルンスト「私もそうですが・・・会議室に何台も設置してはブレーカーが落ちてしまうかもしれません。」
ルヴァ「それは大問題ですねー。」
ゼフェル「そんな簡単にブレーカーが落ちる程度の設備に問題がある・・・って思わねーのかよ。」
マルセル「税金使って変な工事をするより、設備をちゃんとした方がいいんじゃないかと思う・・・」
チャーリー「設備投資は大事やで〜」
ジュリアス「確かに・・・そうかも知れぬ。」
エルンスト「しかし、今年度分の予算は使い切ってしまいましたが・・・」
ルヴァ「あー、ご利用は計画的に〜」
オスカー「なんだか、難しい話になってきたな・・・。もうやめにしないか?」
リモージュ「オスカー様・・・」
コレット「相変わらず、不真面目なんですね(きっぱり)」
効果音「ぎく〜」
オスカー「・・・お、お嬢ちゃん・・・それはちょっと心外だ・・・」
コレット「えーっと、じゃあ・・・不謹慎とかふしだらとか・・・」
効果音「がびーん!」
レイチェル「いくらなんでも『ふしだら』は言い過ぎだよ。人間本当のことを言われると傷つくものなんだからさ。」
オスカー「ほ、本当のこと・・・って・・・(汗)」
レイチェル「違うんですか?」
コレット「レイチェル、なんか・・・怖いかも。」
ルヴァ「あー、本音が語り合うことは、悪いことではありませんよー」
ゼフェル「そういう問題か?」
ルヴァ「ちがうんですかー?」
リモージュ「うーん。微妙です。」
ゼフェル「けっ」
マルセル「ゼフェルどうしたの〜?」
ゼフェル「微妙ですってな、お前言いたい事ははっきり言っちまえよ。」
リモージュ「えー、でも・・・」
ゼフェル「でも?(興味しんしん)」
リモージュ「ルヴァ様のさっきの台詞・・・本音『が』ではなく『で』が正しいと思うんです。」
ルヴァ「そうですか〜ではそういうことにしてください〜〜」
ゼフェル「そんなつまらないことだったのかよ・・・」効果音「ちーん。」マルセル「……。(困った顔)」
ランディ「細かいことなんて気にしないで、明るく元気に生きていけばいいさっ!(白い歯キラーン)」
ナレーション「その白い歯は、とても眩しかった・・・」
マルセル「目が焼けるから口を閉じてよ、ランディ。(ジト目)」
エルンスト「こ、この光線(?)は一体・・・」
オスカー「クッ!!負けずに『お嬢さん、お手をどうぞ‥』攻撃ッ!(にっこり&白い歯キラーンッ!!)」
エルンスト「素晴らしい! この光を有効利用できれば日照量不足で農作物が育ちにくい惑星の手助けに!!」
マルセル「つまり、緑が増えるんだね!?わーいわーい!!(そこら辺で喜び回る)」
レイチェル「そういう問題かなぁ・・・」
ランディ「こ、このスマイルが宇宙に暮らす人々の役に立つなら精一杯協力しますっ!!」
マルセル「がんばってほほえんで!(といってサングラスを装着)」
チャーリー「サングラス〜 サングラスはいかがでっか〜(後ろの方でこっそり売ってるし)」
メル「ボク買います!いくらですか!?(と言って財布を出す)(かなり財布が分厚い)」
ゼフェル「すげーな・・・その財布。」
チャーリー「占い・・・って結構儲かるんやな〜」
オリヴィエ「へー、そうなんだ。」 「え・・・別にお金とかそんな・・・」
クラヴィス「悪いが少し金を貸してくれ。後で返すから…<メル」
ジュリアス「・・・な!(言葉にならない驚き)」
マルセル「あ、あのクラヴィスが…メルに金を貸せと…?」
セイラン「驚きのあまり、『様』をつけるのを忘れたようだね・・・(冷静)」
リュミエール「クラヴィス様・・・お金が必要なら私が立て替えましたのに・・・」
クラヴィス「う・・・」
ゼフェル「借りた金を何に使うんだろーな??(ヒソヒソ声で)」
ルヴァ「あー、あまりそういうことは詮索しない方がー(普通の声で)」
リュミエール「あの・・・聞こえてますが・・・」
ルヴァ「あー、それはウッカリですね〜」
メル「で・・・あの・・・お金はどうしたら・・・」
ゼフェル「ホントに貸すのかよ・・・」
マルセル「貸してあげれば?クラヴィス様困ってるっぽいし!(きっとサングラス買うんだよ!(ヒソッ))」
メル「あ、それなら喜んで☆」
チャーリー「よっしゃ、そこで俺の出番やな!さーさー、見てってやー(一同を売り場へ案内し)」
オリヴィエ「・・・ここって、王立研究院の中だったんじゃ・・・」
ナレーション「その辺は気にしないお約束!」
エルンスト「いえ・・・施設内には職員用の売店もありますから。」


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