リレーでGO☆ = アンジェ編 =




過去ログ集第11章☆

『落ちる〜』




ジュリアス「そういえば・・・利用したことはなかったが、そのようなものもあったようだな。」
チャーリー「実は、出店元はうちの会社♪」
ジュリアス「そういえば…そのような申請書が提出されていたな。」
エルンスト「ええ。研究院の福利厚生はもちろんのこと、観光客の利用も見込み、外貨収入を得ることも視野に入れています。」
ジュリアス「なるほど。」
ゼフェル「なんか・・・セコイな・・・」
エルンスト「合理的と言っていただきたいのですが。」
ルヴァ「あー、そうですねー。確かに合理的ですねー。」
リモージュ「あ、観光地に良く売っている使い道のあんまりないキーホルダーが売ってますっ☆ 買っちゃおうかな・・・♪」
ロザリア「使い道のないものなんて買って、どうするつもりなの?」
リモージュ「えー、でも可愛いし。」
コレット「あ、このキーホルダー・・・守護聖様のサイン入りなんですね。どう見てもニセモノっぽいけど。」
ゼフェル「ニセモノ〜?」
ナレーション「確かにそれは合成で作った偽物だった!(サインが)」
ゼフェル「ああ、これなら前に俺が・・・(ハッ!!)」
オスカー「『俺が』・・・どうしたんだ?」
ゼフェル「い、いや・・・商人の奴が・・・その・・・」
チャーリー「(ぎく)」
オスカー「商人が・・・なんだ?」
チャーリー「さ、さてと・・・そろそろぉ・・・」
ナレーション「逃げようと後ずさり・・・」
オスカー「あ、まてっ!!」
チャーリー「待てと言われて待つアホがいるわけが・・・」
効果音「ドカッ!!」
チャーリー「イタタタ・・・な、なんや〜。」
ルヴァ「おや・・・出口がふさがれてしまいましたねー。」
オリヴィエ「はぁ〜〜〜? 一体なんだっていうのさ。」
チャーリー「出口が駄目なら入り口から正々堂々と逃げてやるぅ!」
コレット「ここは出入り口一つのはずですけど・・・」
効果音「がびーん」
ランディ「窓ならありますよ。・・・ここ、3階ですけど。」
チャーリー「うう・・・っ」
ランディ「大丈夫。このくらいの高さ平気ですよ。怖かったら俺が背中を押してあげますから!」
リモージュ「さすがランディ様・・・って、何かちょっと違う気が・・・」
ランディ「え? なにが?」
効果音「ドン!」
ランディ「あ。」
リモージュ「ああっ!!」
チャーリー「た〜す〜け〜て〜」
ナレーション「なんとか窓の縁につかまっているようですが・・・」
オリヴィエ「あらら・・・大丈夫?」
マルセル「ランディと違って、こんなとこから落ちたら大怪我しちゃうよ〜」
ルヴァ「あー、それは大変ですね〜」
チャーリー「み、見てないで・・・誰か・・・」
ゼフェル「助けてやってもいいけどさぁ…いくらくれんの?」
リュミエール「ゼフェル・・・金銭で物事を解決するという方法は賛成しかねるのですが・・・」
ゼフェル「別に金じゃなくてもいいぜ。最新型のメカの部品とか。」
リュミエール「そういう問題ではないのですが・・・」
ルヴァ「あー、そんな悠長なことをしている場合ではないと思うのですが・・・このままでは・・・」
エルンスト「・・・そろそろ落ちるかもしれませんね。」
チャーリー「だから、助け・・・」
効果音「どこーーーーーん!」
コレット「きゃあっ!! だ、大丈夫ですかー!!」
リュミエール「死亡確定」
オリヴィエ「リュミエール・・・あんた、時々さらりと凄いことを言い出すね・・・」
コレット「そんなひどいこと言うなんて・・・そんなのリュミエール様じゃないっ!!」
リュミエール「私はいつも正常です!」
オリヴィエ「・・・どこが。」
リュミエール「Σ(ー□ー;)」
チャーリー「あー死ぬかと思った・・・」
リュミエール「生きていましたか。」
チャーリー「うちの会社で開発した、どこでも簡易パラシュートのおかげや〜」
エルンスト「この程度の高さで開くパラシュートとは・・・すばらしいっ!!」
ナレーション「ずばらしいっ!!」
マルセル「でも・・・パラシュートで無事着地できたのはわかるけど、どうやって一瞬でここまで戻ってきたの?」
チャーリー「さぁ〜?」
ディア「…今は、何を話しているのですか…?」
ルヴァ「あー、他愛のない話といいますかー。」
ディア「まあ、それはそれは(意味なくにっこリ)」
リモージュ「(つられてにっこり☆)」
チャーリー「・・・え?」
ナレーション「自分が窓から落ちたことを『他愛のない話』と言われてショックだったり・・・」
ゼフェル「まあ、無事だったんだからいいじゃねーか。」
コレット「そ、そうですよね・・・」
チャーリー「まあ、そこまで言うんなら・・・」
オリヴィエ「さて・・・落ち着いたところで、これからどーする?」
マルセル「落ち着いた・・・のかなぁ・・・」
チャーリー「さ〜?」
ルヴァ「あー、とりあえず、そういうことで話を進めましょうかー。」
チャーリー「(^^;)」
ディア「では、とりあえず・・・お茶でもいかがかしら?」
ルヴァ「では、お茶菓子を・・・」
マルセル「あれ?お茶菓子が切れているよ〜?」
リモージュ「ええっ? そんなぁ・・・」
オリヴィエ「・・・っていうか、元々お菓子なんてあった?」
ディア「………。(汗」
ルヴァ「ああ、そのー・・・困りましたねぇ・・・」
リュミエール「お茶だけでも頂きましょうか。」
ゼフェル「けっ」
ランディ「ゼフェル・・・! そんな態度は失礼だぞっ!!」
ルヴァ「あー、申し訳ありませんー。」
ランディ「いえ、ルヴァ様が謝ることじゃ・・・」
ゼフェル「そうだよなー。ルヴァが謝ることじゃねーよな。」
オリヴィエ「アンタよ、アンタ!誤っときなさい!」
オスカー「オリヴィエ・・・漢字変換が『誤って』いるぞ・・・」
オリヴィエ「あんたには言われたくない台詞だねぇ・・・」
ルヴァ「いえいえ、漢字は、それ一つ一つに意味がありまして・・・」
レイチェル「私達・・・厳密に言うと何語で喋っているのかしら・・・」
ナレーション「・・・そんな、微妙な問題を・・・(汗)」
クラヴィス「くだらぬ・・・」
リモージュ「そんなぁ。」
ジュリアス「その者の言うことなど気にすることはない。話の展開が面倒になってきただけなのだろう・・・」
効果音「がーん!」
リュミエール「クラヴィス様・・・」
ナレーション「リュミエールの同情の眼差しは、かえってクラヴィスを傷つけた(かもしれない)」
リュミエール「そ、そんなつもりは・・・」
クラヴィス「・・・・・・」
ナレーション「気まずい空気が流れた・・・」
ルヴァ「あー、そのー・・・なんと申しましょうかー・・・」
ディア「(とりあえずにっこり)」
クラヴィス「・・・・・・」
ゼフェル「あー!もうとりあえずなんか発言して話し進めろよ!」
クラヴィス「・・・・・・(発言しない)」
ジュリアス「クラヴィス、そなたのその行為は職務怠慢だとは思わぬのか。」
ルヴァ「まあまあ、いつものことですしー・・・」
ランディ「ルヴァ様・・・とどめさしているみたいなんですけど・・・」
ルヴァ「あー・・・細かいことは気にしない方向で・・・」
オリヴィエ「『細かいこと』で片付けてもねぇ・・・」
メル「あっ!!」
ランディ「ど、どうかしたのか?」
メル「あの壁を見て・・・」
コレット「壁?」
ルヴァ「あー、絵画がかかっていますねー。抽象画とでもいうのでしょうかー、恥ずかしながら私には良くわからないのですが・・・」
リュミエール「あの絵が・・・どうかしたのですか?」
メル「う、動いたような・・・」
ロザリア「まさか・・・?」
レイチェル「ま、まさかコレって……か…か…怪奇現象!!??!!??……イイイイ…イヤアアアァァァ!!!!!!!!!!!!!」
エルンスト「いえ、科学的に説明が付かないはずはありません。」
ジュリアス「では調査を頼む。」
エルンスト「わかりました。では、まず・・・くすぐってみましょう(大真面目)」
レイチェル「・・・は?」
エルンスト「その目は・・・さては、私を馬鹿にしていますね?」
ルヴァ「あー、そのー・・・なんと申しましょうかー。」
ランディ「くすぐってみたけど異状ありませんよ(大真面目)」
オスカー「・・・本気でくすぐっていたのか・・・」
ランディ「だ、ダメだったんですか?」
エルンスト「なるほど。物理的刺激に反応はなし・・・と。」
ルヴァ「なるほど。そのような意図があったのですねー。」
効果音「ぴろりろり〜ん♪」
オリヴィエ「今、何か変な音しなかった?」
メル「うん、聞こえたよ。何の音?」
ゼフェル「俺が作ったメカの音・・・にしては、ちょっと違うような・・・」
マルセル「あ。アレだよ。臨時ニュースの速報とかの音。」
効果音「ぴろりろり〜ん♪」
マルセル「やっぱりそうだよ。何か事件でも起きたんじゃない?」
ジュリアス「『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!』‥いや、すまない。私の携帯の着信音だ。」
コレット「ジュリアス様・・・ステキですっ☆」
ゼフェル「‥素敵か?ちょっと時代遅れじゃねぇ??‥(ぼそっ)」
ルヴァ「そうなんですかー?」
コレット「そういうゼフェル様の着メロはどんなのなんですか?」
ゼフェル「え‘」
効果音「ぴろりろり〜ん♪『ゼフェル、出まーすッ!!』(アムロ風に)」
ランディ「し、しかも・・・ゼフェル自身の声だ・・・(汗)」
ゼフェル「べ、別にいいじゃねーか!!」
エルンスト「時代的には、ゼフェル様の方が古いような気が・・・」
ゼフェル「このくらい古いとかえって新鮮で新しいんだよ!!」
ジュリアス「そ、そういうものなのか・・・?」
オスカー「ジュリアス様・・・」
ジュリアス「オスカー・・・何か言いたげな顔をしているようだが・・・?」
オスカー「い、いえ・・・別に・・・」
リモージュ「そういうオスカー様の着メロは?」
レイチェル「へぇ〜、オスカー様って着メロこんなのに設定してるんだ〜」
オスカー「!!(声にならない焦り)」
コレット「え? レイチェル・・・聞かせて聞かせて〜」
レイチェル「じゃあ、御要望にお応えして!」
効果音「ちゃんちゃかちゃかちゃか ちゃんちゃん♪(笑点)」
ロザリア「・・・え?」
オスカー「ち、違う・・・それは・・・」
リモージュ「きゃー、可愛い音楽ですねっ☆」
ロザリア「・・・そ、そうかしら・・・?」
ルヴァ「あー、なんと言いますかー、心が弾むような、それでいて懐かしさを感じるようなー。」
オスカー「いや・・・これは・・・」
ゼフェル「・・・(実は、こっそり悪戯で仕掛けていた本人)」
ランディ「ん? ゼフェル・・・今、妙な眼つきをしなかったか?」
オスカー「何っ?」
ルヴァ「ゼフェル・・・? どうかしたんですかー?」
ゼフェル「な、なんでもねぇっ!! こっそりオスカーの携帯の着メロを変更して、デートの最中に恥かかせてやろうだなんて思っていねーからなっ!!」
効果音「しーん・・・」
オスカー「・・・ゼフェル・・・」
オリヴィエ「あんた、正直で本当にいいヤツよね‥‥」


 ・・・次へ

 ・・・前へ







過去ログ一覧ページへ戻る

リレーでGO扉ページへ戻る

リレーでGO☆ アンジェリーク編へ




Click Here!