リレーでGO☆ = 魔導物語編 =




過去ログ集第4章☆

『ドラコ作・カッパはげ』




シェゾ「いいのかそれで!!(ナレーションにツッツミ)」
アルル「いいんじゃないの?」
シェゾ「・・・・・・」
ルルー「何でもいいけど、早く薬飲ませたら?」
ウィッチ「本当にこんな薬で効きますの?」
ナレーション「皆、黙りこんでしまいました。見るからにその異様な液体は、飲んだ人を即死させそうです。」
アルル「で、でも・・・ウィッチの薬よりはマシだよ。きっと。」
ルルー「問答無用で飲ませるのよっ」
ミノタウロス「さすがはルルー様!いつまでも苦しませるよりは、いっそひと思いに(トドメを)ということですね。」
ルルー「なぁんですって!!!もう一度、言う勇気があるかしらぁ!!!!!!」
効果音「ぼかっ!!」
ウィッチ「こーゆーのを墓穴掘りまくり・・・って言いますのよ」
シェゾ「ええい! 何でもいいからさっさと飲ませろ! 俺が作った薬なんだから何の問題もねぇっ!!」
サタン様「(シェゾの声色で)わかった!そんなに信用できないなら、俺が試しに飲んでやる!!もちろんウイッチの薬もいっしょにな!!」
シェゾ「え゛?」
ウィッチ「あらっ、実験台になってくれるんですの!!!(瞳を輝かせて)」
サタン様「さすがこのサタン様が見込んだだけの男だな!(と言ってシェゾを羽交い絞め。)」
シェゾ「ち・ちょっと待てっ!! 自分で作った薬は飲んでやってもいいが、あいつ(ウィッチ)の薬なんぞ飲めるかっ!! あ、アルル・・・見てないで助けろっ!!」
アルル「シェゾ、きみのこと一生忘れないよ・・・チコのために!(えい!!)」
シェゾ「ぎぁばぎぁばばぁ〜〜〜〜〜!!!!!(悲鳴らしい)」
ルルー「あら〜 良かったじゃない。ヘンタイのクセに一生アルルに覚えていてもらえるだなんて。」
シェゾ「そ、そういう問題じゃねえだろ・・・」
アルル「あ・・・やっぱり平気みたい。・・・薬、OKみたいだねっ☆」
シェゾ「(蒼白な顔で)アルル〜〜約束の件も忘れてないよなぁ〜〜〜」
アルル「さ、さぁて・・・早速チコに薬を飲ませてあげなきゃね・・・」
ドラコ「(ぷよまんを差し出し)はい、約束の菓子!(気絶しながらもボケるドラコ)」
効果音「ばきっ!」
ウィッチ「よっ、座布団一枚!!」
サタン様「今の座布団は、ドラコのギャグに対してなのか、それに突っ込んだルルーに対してなのか・・・悩むところだ・・・」
アルル「さ、チコ・・・飲んで。(周囲は無視)」
チコ「・・・口移しじゃなきゃ、イヤ・・・。(周囲は注目!!)」
効果音「がびーん!!」
ラグナス「い、意外な展開だ・・・」
ウィッチ「あら、意外でもありませんわよ。症状が第二段階になっただけですわ。」
サタン様「ど・どんな症状だ・・・」
ウィッチ「・・・(ぼそっと)サタン症候群♪」
ルルー「サタン様ぁ〜そんな趣味があったんですか?言ってくださればいつでも口移しして差し上げたのにぃ〜〜vv」
サタン様「いや・・・その・・・今日は調子が悪いので・・・(意味不明)」
シェゾ「(サタンに向かって)ここに、ウイッチの体調回復薬があるが・・・飲むか?」
サタン様「な・・・なにぃっ!!」
アルル「のみなよっ、はい。(と言って無理矢理飲ます)」
ナレーション「見る見る顔色が悪くなり、そのままばたんきゅ〜」
アルル「さぁ、チコも飲みなよ。(っといって薬を口へ)」
ナレーション「ちなみに、チコにはちゃんと解毒剤を飲ませているのであしからず・・・」
セリリ「く・・・口移しは、しなくってもいいんですか?」
アルル「そっか……じゃラグナスやる?(残りの薬を突き出す)」
ラグナス「な・・・なぜ俺が・・・!?」
チコ「愛が足りないからダメです。」
ウィッチ「じゃあ、誰ならいいんですの?」
アルル「・・・っていうか、チコ・・・もう治ってるんじゃないの?」
チコ「あ・・・・・・・」
ラグナス「おいおい・・・(汗)」
シェゾ「さては、おまえもヘンタイだな?」
ラグナス「違うっ!!!!!!」
ウィッチ「『おまえも』ってことは、やっぱり自覚があったんですわね。」
シェゾ「ええいっ! 言葉のアヤだっ!! 大体今のはお前(ラグナス)に言ったんじゃなくてこのチビ(チコ)に言ったんだっ! 過剰反応するってことは・・・(うれしそうにラグナスを見る?)」
ウィッチ「・・・ってことはやっぱり、ラグナスさんもヘンタイ・・・っ」
ラグナス「ち・ちがーうっ!!」
アルル「へー。」
サタン様「ふっ、みんな変態・・・ということで話をまとめようではないか。」
ラグナス「ウイッチの薬を飲んで、自力で回復するヤツ(サタン)には言われたくないが・・・」
ルルー「サ、サタン様は特別なのよっ!!」
アルル「特別なバカだもんね。毎回毎回騒ぎを起こすし…」
ルルー「(ギロっ!!)」
アルル「・・・と、とにかくチコも直ったし、後の問題は・・・」
ウィッチ「ドラコさんですわね」
ルルー「(魔力で)おなかいっぱい、もうこれ以上食べられないってカンジで寝てるわね。」
シェゾ「・・・あ、ある意味羨ましいぞ。」
アルル「・・・・・・」
ラグナス「食べ物もないくらい貧乏だったとは知らなかった」
シェゾ「吸い取った魔力で腹一杯って言ってるんだがな。・・・そうだ、アルル、貸した魔力利子つけて返せよ。」
ラグナス「ギャグだったのに・・・(ぶつぶつ)」
アルル「ま、まずは魔力ダケの効果が切れて、ドラコから魔力が戻ってこないとね〜」
チコ「アルルさん、それまでウイッチさんにお仕置きしてていいですか?(つんつん)」
ウィッチ「な、何のことですの〜?」
シェゾ「そうだな・・・確かにこいつのせいで騒ぎが大きくなったわけだし・・・」
ウィッチ「ちっ違いますわっ!!もともとはシェゾさんの家にあった魔力ダケが原因…やるなら、彼をやるべきですわっ!!!」
サタン様「確かに。(ポンと手を叩いて)」
ルルー「共犯者どうし、罪をなすりつける姿はみっともないわよ。」
シェゾ「俺は共犯じゃねーっ!」
チコ「まぁまぁ。(ウイッチの方を向いて)ウイッチさんを信じて薬を飲んだのに・・・(どんより暗い)」
ウィッチ「あ、あれは不可抗力ですわっ」
サタン様「あれを不可抗力とするならば、私の行いなど児戯も同然だな。」
シェゾ「なるほど・・・『児戯』と認めているわけだな・・・」
アルル「ねえねえ、『児戯』ってどーゆー意味?」
ルルー「愛らしくて、おちゃめな行為をいうのよ♪ねぇサタン様☆」
ラグナス「・・・あながち間違っている説明でもないところが怖い・・・」
チコ「ウイッチさんに比べれば、児戯も同然の薬ですが(といって、チコ特製の薬を取り出す。)」
アルル「へー、チコも薬作るんだー」
チコ「はい、初めてだからちゃんとした薬になっているか自信がなくて・・・(ウイッチに意味深なまなざし)」
ウィッチ「(なんとなく後ずさり・・・)」
チコ「ぜひともウイッチさんに感想をききたいんです♪」
シェゾ「逃げるなよ。(ウイッチを捕まえる)」
ウィッチ「いえ、ちょっと急用が・・・(汗)」
セリリ「わぁ、夕陽がきれい。ウイッチさんの命のともしびみたいですね。」
ラグナス「おぉ・・・・本当だ・・・・」
ナレーション「ラグナスの発言は、夕陽のことなのか、それともウイッチの運命のことなのか・・・悩んだけれど、夕陽の空ににっこり微笑むウイッチの姿を想像してしまい一人受けするサタンの姿があった。」
ルルー「(うっとり)」
チコ「(墓石に墓碑銘まで刻むミノタウロスの姿を見て)だ、大丈夫です!この薬のレシピはマスクド校長先生直伝のものだから。」
サタン様「えっ!!!…じゃあ…大丈夫に決まっているな。ははっ。」
カーバンクル「ぐーっ☆ (ビーム)」
ナレーション「なんと、世にも珍しいことに、サタン様はビームをかわした!!!」
アルル「そんな!カーくんのビームをかわすなんて・・・(ビームの行った先を見ると、)あ・・・チコが薬ごとコゲてる!!!」
サタン様「あ゛ (自分でも、ビックリしている)」
カーバンクル「(なんとなく機嫌が悪いようだ・・・)」
サタン様「うう゛っ・・・(汗)」
シェゾ「何かサタンの様子がおかしいようだが…( '_')ジッ」
アルル「単にカーくんににらまれているからじゃないの?」
ラグナス「なにごとだっっっ!!!!!」
アルル「そんな大騒ぎするようなことでもないけど・・・」
ルルー「アルルっ! サタン様の一大事になんてひどいことを!!」
シェゾ「別にたいしたことじゃねーだろが」
効果音「どかっ!!」
サタン様「なっなんだ…背中が重い…」
ドラコ「むにゃむにゃ・・・(寝ぼけたまま子泣きじじい状態)」
効果音「がびーん」
ルルー「ああっ! サタン様に抱きつくなんて・・・!!(そう見えている)」
効果音「ぼぉーーーーーー」
ルルー「ああっ! サタン様ぁっ!!」
アルル「なになに? 一体どうしたのっ?」
サタン様「も、燃えた・・・・・・・・・。」
シェゾ「ああ・・・ドラコが火ぃ吹いたんだな・・・」
ルルー「いやぁーーーー!!!サタン様の髪がぁーーーー!!!」
効果音「ぴかーーりん」
アルル「ああっ! これがあの有名なカッパはげ☆」
シェゾ「久々に見たな」
ナレーション「サタン様はカーくんビームをもはねかえす、まばゆいハゲを手に入れた。」
サタン様「な、なんと・・・これでもう、遠慮なくカーバンクルちゃんに抱きつくことが・・・」
カーバンクル「ぐっ;;(あからさまに嫌な顔をする)」
アルル「でも、はね返せるのは、頭の部分だけなんでしょ?」
効果音「がびーん」
シェゾ「確かにその通りだ」
サタン様「こ、根性で全部頭で受けるっ!」
アルル「そんな余裕があるんなら、よけた方がいいって。」
カーバンクル「ぐ。」
サタン様「いや、せっかくだし・・・」
アルル「・・・ビーム、してほしいの?」
セリリ「こんにちは皆さん何をしているんですか?」
アルル「だからサタンのハゲがね・・・って、セリリ、さっきからいたじゃないか〜」
セリリ「しくしく・・・またそうやっていぢめるのね」
ウィッチ「また始まりましたわね・・・」
セリリ「しくしく」
サタン様「・・・というか、今度は私が無視されているし・・・」
ドラコ「う、うーん。(今にも目を覚ましそう)」
シェゾ「また面倒事が増えそうだな・・・」
ウィッチ「では、新しく作ったこの薬でもっと眠っていてもらいませんこと?」
アルル「懲りてないねー・・・」
ラグナス「心配しなくても、そろそろ陽が沈むころだ。」
ルルー「そういえば、太陽が沈んだら、魔力ダケの効果はなくなるっていってたわね・・・」
アルル「そういえば・・・そうだったね。」
チコ「じゃあ、やっと一件落着するんですねっ。」
アルル「・・・だといいけど。」
チコ「えぇ!!しないんですかっ!!」
サタン様「ここで一件落着しては、話がつまらなくなるだろう。だからここは私が・・・」
シェゾ「ええい! 余計なことするなっ!!」
ドラコ「うーん。よく寝た・・・」
カーバンクル「・・・ぐうぅ?」
アルル「・・・って、まだ夜になってないのにドラコが目を覚ましちゃったよ!!」
サタン様「ふふふ。このままではつまらないので無理矢理起こしてみたのだ」
ルルー「さ、さすがはサタン様ですわっ(汗)」
ドラコ「わぁ、魔力がとってもみなぎる☆(邪悪な眼差しをサタンに向け、)今なら、すごい必殺技が繰り出せそう〜。」
サタン様「ううっ!! もしかして墓穴・・・」
アルル「わぁ☆ すご〜いっ」
ルルー「さ・サタン様には指一本ふれさせないわっ!!」
ドラコ「ふふん。今のアタシにかなうとでも思ってる?」
シェゾ「こいつならやりかねないぞ・・・。」
アルル「じゃ、ルルー対ドラコってことで☆」
シェゾ「・・・おいっ! 俺達から吸い取った魔力を無駄にするなよっ!」
ルルー「そういえば、サタン様の魔力も・・・」
チコ「じゃあ、調べてみましょうか?魔力量…」
ウィッチ「わたしの作ったこの薬を飲めばたちどころに残りの魔力量がわかりますわよ☆」
アルル「懲りてないなぁ・・・」
ラグナス「危険だから、没収しておこう。」
アルル「そうしたほうがいいよ。(うなずく)」
ウィッチ「ああっ!」
シェゾ「(とっくに取り上げている)」
ラグナス「なんて手の早いヤツだ・・・」
ウィッチ「ひどいですわ〜」
シェゾ「・・・なんだ、この薬・・・見たところ何の問題もなさそうだな。(・・・と言いつつ、ニヤリ)」
アルル「なぁんだ、なら安心だね。じゃ、サタンに飲ませてみようよ。」


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