リレーでGO☆ = 魔導物語編 =




過去ログ集第6章☆

『服泥棒』




ラグナス「まあまあ、ギャグだと思われている方がずっとマシじゃないか(フォローになってない)」
アルル「・・・でも、ホントのことだし。」
シェゾ「がびーん」
サタン様「(ちょっと嬉しそう)」
Dアルル「・・・って、ボク抜きで話を進めないでよね。」
アルル「悪かったね、それは。」
Dシェゾ「そうだぞ!俺も入れろ!!」
ナレーション「しかし、今のDシェゾの姿は、ちょっぷんスタイルのままであった・・・」
ルルー「率直に言って、みっともないわね」
ちょっぷん「そうだ!アルルの服がみっともないなら、みんなでルルーのファッションに統一しよう!!」
効果音「ばきっ!」
ルルー「却下よ却下!」
アルル「・・・ボクの服がみっともない・・・ってどーゆー意味?」
サタン様「いや、私としては、好みだぞ。」
シェゾ「早い話が色気のカケラもねえということだな。」
アルル「ヒドイッ! その色気のない服をキミだって着ているくせに!! (無理矢理だけど)」
シェゾ「あのチビ魔女に俺の服持っていかれたんだからしょーがないだろーが!」
ナレーション「シェゾの指差した方向には、せっせとアップリケを刺繍しているウイッチの姿があった。シェゾのマントに大きく『ヘンタイ大爆発』と。」
シェゾ「お・・・お前、まさかそれがやりたかっただけの理由で、俺の服を欲しがっていたのか・・・」
ウィッチ「まさか、これはほんの遊び心ですわ」
シェゾ「ええいっ! 服をかえせっ! (強引に取り上げた)」
効果音「ビリィ!!!(布の裂ける音)」
ウィッチ「そ、そんなっ! ひどいですわ〜っ!! (泣)」
シェゾ「泣きたいのは、こっちだ〜!!(俺の服が…)」
アルル「あ、でも、破れたのは袖の部分だけみたいだから、そのままでも着れるんじゃないの? とりあえずは。」
ちょっぷん「そんなわけで、着てみました。(シェゾ服姿のちょっぷん)」
ルルー「あら、意外と似合うじゃないの」
ウィッチ「(いろんな意味で)シェゾさんより似合ってますわよ」
シェゾ「かえせ〜!!!」
ちょっぷん「えへ☆ (謎)」
ハーピー「(ちょっぷんへ)今なら闇の剣もセットでお付けしますが〜♪」
シェゾ「いいかげんにしろーっ!」
ナレーション「逃げ足の速いちょっぷんは、そのまま闇の剣を持って夜の繁華街へと消え去りました。闇のヘンタイ伝説ができてしまうのは、また別の講釈で…。」
シェゾ「ええいっ! 勝手に話を進めるなーっ!」
ドラコ「(シェゾに向かって)フビンだよねぇ。」
アルル「・・・ちょっとかわいそうだよねぇ・・・」
ルルー「大体、いつまでそのカッコしているつもりよ・・・」
ナレーション「しつこいようですが、お忘れの方のために・・・ なんと、Dアルルの策略で、今のシェゾはちょっぷんのコスプレ(つまりアルルと一緒)の衣装を身に纏っているのであります・・・」
アルル「・・・代えの服くらいあるんでしょ? 一旦家に戻って着替えてきたら?」
シェゾ「あれ(代えの服)は、よそいきなんだ!!」
ウィッチ「よそ行きの服? ・・・欲しいですわっ☆」
アルル「ねえねえ、白い服は?」
ルルー「そういえば最近・・・白いの着てないわねぇ。」
Dシェゾ「醤油のシミでもついてんじゃないのか?」
アルル「あ、なるほど。だから黒い服にしたんだ。今度醤油こぼしても目立たないから。」
ルルー「ちゃんと洗濯くらいしなさいよ」
サタン様「ますます不憫なヤツ…」
シェゾ「貴様にだけは言われたくないっ!!!」
サタン様「わ、私はちゃんと洗濯はマメにしているぞっ!」
ウィッチ「仕方ないですわねぇ。シェゾさんのお宅にお邪魔してお洗濯のお手伝いでもしましょうか?(もちろん皆さんで)」
アルル「あ。それいいねぇ〜v」
シェゾ「誰も洗濯してないなんて言っとらんだろーがっ!」
ラグナス「洗濯はしても、掃除はしてないんだよな?(ぼそっと)家の中にきのこ生えてるし・・・」
シェゾ「あれは非常食だっ!!!(←しっかり聞いてた;地獄耳)」
ウィッチ「ま、とにかくいきましょ。(強引」
アルル「・・・マメに洗濯したり掃除したりする闇の魔導師・・・ってのもどうかと思うけどね・・・(歩きながら)」
Dシェゾ「(ぼそっと)主夫がお似合いなんだよな。」
サタン様「しゅ・・・主夫!!(爆笑)」
シェゾ「万年独身魔王に言われる筋合いはないっ!」
サタン様「(余裕の笑みで)すまん、今のスカート姿では、『家政婦(は見た)』でいくべきだった。」
ナレーション「シェゾはなんとなく立ち直れなかった・・・」
アルル「シェゾ、おいてくよ〜!(てくてく歩く)」
ルルー「ほら!早くなさい!このわたくしとサタン様が退屈しのぎに付き合ってあげるのよ!!キビキビ歩きなさいっ!(ズルズルとシェゾの襟首つかんで引きずり歩き出す)」
ナレーション「問答無用で、シェゾ宅に到着した。」
ドラコ「とりあえず、そのカッコ・・・見苦しいから着替えてきなよ。この際なんだっていいじゃない。」
ナレーション「しかしドラコは、シェゾのクローゼットのなかに『フリルエプロン』を見つけて硬直した…」
効果音「し〜ぃん・・・。(←海より深い沈黙)」
シェゾ「ち、違うっ! これは俺のじゃねえっ!!」
チコ「・・・と、とってもかわいいエプロンですね。」
ナレーション「皆から少し離れたところで、かすかに頬を染め、明後日の方向を」
アルル「/////()」
ナレーション「――向いているアルルがいた」
ウィッチ「『俺のじゃない』ということは・・・1番、誰かの陰謀や嫌がらせ。2番、どなたかお家に出入りしている方の物。3番、御自分の変態的趣味をごまかすための言い訳・・・」
シェゾ「とっ!とにかく絶対俺のじゃねえんだよ!!!」
ラグナス「4番、『闇の魔道士』である自分の存在に疑問を感じて、『主夫』に転職(クラスチェンジ)・・・」
サタン様「あ、そのエプロンは・・・!!」
ルルー「・・・サタン様?」
サタン様「身に付けた者の魔力をパワーアップさせるというマジカルエプロンでは・・・?(大嘘)」
ウィッチ「(大嘘と知っているが調子をあわせて、)プレミアものですわね。」
ルルー「な・なんですって!! (信じきっている)」
ミノタウロス「魔力の無いルルーさまには、まったく役に立たないものですぞ。」
効果音「バキ☆ ドカっ☆」
ナレーション「ミノは3500ポイントのダメージを受けた。」
サタン様「ル、ルルー・・・・(汗)」
ルルー「すべてはサタンさまへの愛のため!(潤んだ瞳で…)」
シェゾ「(・・・お、俺も欲しい。しかし・・・いくら魔力の強いアイテムとはいえ・・・)」
ウィッチ「(シェゾの背後からぼそっと)台所に立つエプロン姿の殿方も、なかなかイケましてよ。」
サタン様「うむ。残念ながら魔族である私には身につけることはできぬ代物なのだが、手元に置いておくだけでもそれなりの価値のある一品だ。(もちろん大嘘)」
ナレーション「真剣に悩み始めたシェゾの様子を心底楽しそうに眺めているウィッチ&サタン様。そんな彼らの背後で、ラグナスがどうしたらいいのかわからない、といった諦めにも似た表情で、乾いた笑を漏らしている。」
ルルー「・・・ちょっとアンタ! そのエプロンは『俺のじゃない』って言ったわよねっ!! 今更悩んだって遅いわよ。それはアタクシの物になるんだから! (そして魔力をゲットして、しかもサタン様に手料理作ったりなんかして・・・)」
アルル「独り言、丸聞こえだし・・・」
ウィッチ「いつものことですわ。」
サタン様「(ルルーの手料理・・・)」
ナレーション「サタン様は、身震いした」
ルルー「サタン様、今から『薔薇』のカレーをご馳走しますわ☆」
インキュバス「薔薇・・・? それならミーにおまかせね。」
ラグナス「お茶やジャムなら知っているが、『カレー』に使えるのか?(出来上がる創作料理に不安が…)」
アルル「食べるのはサタンだけなんだし、そう気にすることもないよ♪(にっこり)」
シェゾ「それ以前に、淫魔がからんでくる辺りの方が、そこはかとなく危険だ・・・」
インキュバス「何か言ったかい?」
カーバンクル「何も言ってないよ!!」
アルル「カ、カーくんがしゃべった!」
ウィッチ「聞き間違いですわ。そう、聞き間違いですわよアルルさん。(さり気にカーバンクルから目線をそらす)」
シェゾ「・・・なんか飲ませたな・・・」
ルルー「そんなことはどーでもいいのよ。」
ナレーション「既にフリルエプロンを身につけたルルーは、シェゾの冷蔵庫を物色していた。」
効果音「がびーん」
ルルー「こ、これは!?」
ナレーション「パンの耳発見!」
アルル「なんだかなー・・・」
シェゾ「べっ、べつにいいだろーがっ!」
サタン様「ルルー、この哀れな青年にこそ、君の手料理が必要なのだ(と、逃げの一手)」
ウィッチ「本当に哀れですわよねぇ・・・。(背後でごそごそと漁りつつ)あvこれなんかいいですわね♪」
チコ「ウィッチさんなんですかこれ?」
ウィッチ「シェゾさんの非常食用キノコより、もっとタチの悪いものですわ♪」
シェゾ「あさるなぁぁあああああっ!!!(大絶叫)」
アルル「なになに? それって・・・ただの缶詰じゃないの?」
ウィッチ「ただの缶詰に見えるかもしれませんが、実はこれ・・・」
ルルー「あら、いいもの持ってるわね、ウィッチ。ちょうどいいじゃない。それもカレーに入れちゃいましょ♪」
ウィッチ「ああっ!」
ドラコ「全部入れちゃったね…」
ウィッチ「大変なことになりそうですわ〜(でも嬉しそう)」
サタン様「わっわたしは急用を思い出したので、そろそろ失礼しよう(滝汗)」
ルルー「ああっ! せっかくサタン様のために作ったのに・・・」
カーバンクル「ぐぐ?ぐ―――――――っっ!!!」
ナレーション「カー君のビームがサタン様にジャストヒット!!!」
サタン様「なんの!!!(カッパはげでビームを反射)」
ナレーション「反射したビームは、ルルーのカレー鍋へ・・・!!」
ミノタウロス「危ない!ルルーさま!!(ミノ捨て身のダッシュ)」
効果音「どばしゃぁぁぁぁっ!」
ウィッチ「魔法使いをなめるなよー」
ナレーション「はっ!?も、もしかしてアレ!?(逃走)」
ウィッチ「メテオーーーーーーーーーーー!!!!!」
シェゾ「俺の・・・家・・・あちこち駆けずり回って手に入れた、俺の貴重なアイテム・・・俺の激レアな魔導書・・・俺の・・・努力が・・・・。全部、水の泡・・・か?(呆然)」
ナレーション「カー君のビームをも跳ね返す、サタン様の「カッパはげ」にツッコミを入れる隙を与えず、ウィッチのメテオが大炸裂!!シェゾはあらゆる財産を失い、呆然自失へと追いやられた・・・。」
アルル「かーくんったら・・・『めっ』!」
カーバンクル「ぐぐうー!(ちょっと自慢げ)」
ラグナス「アルル・・・いくらなんでも、『めっ』で済ませるのはどうかと思うぞ。ウィッチも、カレーがかかりそうになったからってメテオ使うなんてやりすぎだ。(唯一の常識人として)」
ルルー「サ、サタン様へのカレーが…(呆然自失がもう一人)」
セリリ「お、落ち込まないで元気出してください・・・」
ルルー「元気なんて出せるワケないでしょっ!?」
ウィッチ「でも、平和のためにはこれでよかったんですわっ」
アルル「確かにそうかも。」
ドラコ「なんか・・・床溶けてない?―――カレーで。(青ざめ)」
ミノタウロス「ル、ルルー様の『かれー』な愛の為せる業(わざ)なんです…(息絶え絶え)」
ルルー「ほ、ほほほほっ! (ひらきなおり)」
Dシェゾ「誰かツッコんでやれよ。」
Dアルル「ツッコム相手とツッコミどころが多すぎてツッコミきれないんじゃない?」
シェゾ「貴様らにそれを言う権利はないと思うがな・・・」
ドラコ「こんなのどうやったら作れるの・・・、やっぱり愛なわけ?」
アルル「・・・『愛』なのかなぁ(汗)」
Dシェゾ「愛というより、何かすさまじい情念を感じてしまうのだがなぁ…」
ルルー「とろけるような愛なのよっ!」
サタン様「サタン様は真っ青な顔で引きつった笑いを浮かべつつ、こっそりと逃げ出そうとしている。」
ラグナス「逃げないで戦え!!」
ウィッチ「ご自分でご自分の行動をつぶやいていらっしゃるあたり、だいぶコワレてらっしゃるようですわね、サタン様。」
アルル「まあ、ルルーのとろける・・・というか、溶かすような愛が相手じゃね〜」
シェゾ「どーでもいいが、俺の全財産・・・」


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