リレーでGO☆ = 聖闘士星矢編 =




過去ログ集第10章☆

『お笑いGW』




老師「おお!初めて、いつも穏やかな羊のように、微笑みを絶やさなかったムウが、初めてその牙をむいた。自分が行きたいが為に皆を巻き込むとは、相変わらず非情よのう・・。」
ムウ「・・・何か言いましたか?(ニッコリ)」
老師「そういうところはシオンにそっくりじゃな。(全然平気)さあ、わしらもパリに行くぞ!」
デスマスク「(一方パリにて)ちぃ、ムウめ、羊みたいな優しげな顔をして、やることは野生の山羊より荒っぽいぜ……」
氷河「どーでもいいが・・・ここは、『企画会議』をやっているだけの場所なんじゃないのか?」
「思いっきり浮いてるね、僕達・・・;」
沙織「この会議にご出席なさった皆様。彼らが超人的な能力でお笑いを披露することになった私の聖闘士です。……さ、ご挨拶なさい」
ミロ「このミロを見ろーー!!(また例の発作)」
効果音「・・・・・・(場が静まりかえる)」
沙織「皆様、今のは気にせずに続けてください・・・。」
氷河「……ゴールドのくせにひょうがない人だな……(連鎖発作)」
効果音「がびーん (ついノリでくだらないギャグを言ってしまったものの、超自己嫌悪)」
シャイナ「うるシャイナお前ら!(以下略)」
魔鈴「だ魔鈴なよ、あんた達。」
ナレーション「・・・あまりのくだらないギャグの連呼に、その大会は中止になることが即決した・・・(爆)」
沙織「なんて使えない聖闘士たち。みんなスニオン岬に幽閉してしまおうかしら。」
アフロディーテ「そうすると残るのは辰巳だけになりますが、よろしいのですか?」
沙織「それも困るわねぇ・・・ビジュアル的に。スニオン岬もそれほど広くないみたいだし・・・」
サガ「それにこないだスニオン岬の秘密の抜け穴をカノンが見つけてしまったし、閉じ込めたところで意味を成さんと思うが」
カノン「でも、抜け穴はコンクリートで固めてあるんだろ? 財団特性の。」
シャカ「今年も楽しみにしていたのに・・・お笑いGW」
一輝「(こんな男を倒すのに命をかけたのか・・・と、虚しくなってみる)」
シュラ「今年からはもうお笑いGWを見ることはできないのか(がっかり)」
カミュ「お笑いGWのために1年間貯めておいたネタどうしよう…」
沙織「あら、そんなに楽しみにしていたのなら、聖域で、私たちだけで催したら良いじゃないの。そのくらいなら許可してよ?」
辰巳「お嬢様ー財団宛にこんなにお笑いGW中止に対する反対署名と復活希望の署名がこんなに来ておりました」
沙織「そういわれてもねぇ・・・『お笑いGW』はウチの財団だけで主催しているわけじゃないし・・・やっぱり、聖域のみで開催しましょう。開催日は、明日・・・ってことで」
魔鈴「簡単に決めないでください;;」
一輝「フッ・・・」
ナレーション「アテネではスポーツの祭典アテネオリンピックで盛大に盛り上がる一方アテネ近郊の聖域ではひっそりと内輪で笑いの祭典お笑い銀河戦争がしめやかに開催された」
デスマスク「宣誓!我々はお笑いマンシップに乗っ取り、正々堂々と笑いを勝ち取ることを誓います!」
星矢「お笑いマンシップ・・・ってなんだよ・・・(苦笑)」
紫龍「老師から教わった豆知識ノートにも書いていないし、広○苑にも載っていないが・・・(ページをめくりながら)」
「辞書で調べるより、どうやら小宇宙で感じるしかないようですよ紫龍…(諦)」
デスマスク「なんだ、青銅のガキどもは『お笑いマンシップ』も知らないのか?」
「知ってても全然偉くないと思う。」
老師「フォッフォッフォ、お互いまだ青いのう……」
紫龍「老師・・・」
シャカ「知らぬは未熟ゆえ。だが気負いすぎても見失う。自然体で己の物にしてこそ本物、老師はそう仰っているんですよ。」
星矢「・・・話が難しすぎて・・・(悩)」
アイオリア「まあ、小難しい話は後にして秋の味覚を味わってみないか。聖域キノコというキノコを煮てみたんだが・・・」
アルデバラン「お前に料理の趣味があったとはな・・・意外だな。まあ、味は想像できるが・・。」
シャカ「ほほう、どんな感じな味に仕上がったのかな?ではミロよ、味見を頼む。」
アフロディーテ「この味は・・・デモンローズ風味・・・。沙羅双樹も混じっているのか・・・」
ミロ「なんていうか不思議な味だな。舌先からしびれるって・・・いうか・・・しび・・・れ・・・。」
「(小声で)ねえ、もうギャグは始まってるのかな・・・」
シャカ「こ、これは…私の天舞宝輪と同じ効果…まさか、我々を動けなくして一人勝ちを狙うとは…」
カミュ「・・・って、ミロに毒見をさせたのは、シャカ・・・お前だろうが!」
アイオリア「ロイヤルデモンローズを入れすぎたか・・・次は気を付けよう。すまんな、ミロ。」
シュラ「それにしてもシャカとカミュはすっかり息が合ったコンビに仕上がってきたようだな」
サガ「しかし・・・昨日からミロは、怪しげな薬を飲んだり痺れ薬(?)を飲んだりと、大変だな・・・」
デスマスク「あれだ、ミロは黄金聖闘士の毒見担当が役目だからな。」
ムウ「とりあえずやばそうな食べ物が出てきたらミロに最初に味見をさせるというのは基本ですね」
ミロ「ひほんひゃない・・・!(基本じゃない!)」
貴鬼「さすがは蠍座の聖闘士。毒には強いんだね。」
シュラ「毒「が」強いのはムウだがな。フッ…」
ムウ「何か言いましたか? (ニッコリ)」
シュラ「・・・(汗)」
星矢「すごいな!ムウは人間なのに毒持ってるのか!」
ムウ「我が師シオン譲りの…黙らんか小僧ーーーー!!(星矢殴)」
氷河「ムウ、おまえは実はキレやすいタイプだったんだな。」
アルデバラン「牡羊座とは、意外と短気なものなのだ・・・」
アイオリア「そういうときはこの聖域キノコの鍋が効果的らしいぞ。たんと食え、ムウよ。」
ムウ「それならば私より先にあなたが食べるべきでしょう。」
星矢「おおっ! なかなか美味いぞ! (既に食べてる)」
シャカ「ところでみんな、お笑いGWはいったいどうなっているんだ?私は早く貯め込んでいたネタをかましたくて仕方ないのだが」
カミュ「どうせシャカのネタってパクリばっかだろ。今までの傾向からして」
アフロディーテ「フッ、シャカよ、君は存在自体がネタではないか。貯める必要などないのだよ。」
アルデバラン「……(無言でアフロ・デス両名の肩に手を置く)」
デスマスク「・・・どういう意味だ?」
魔鈴「トリオ・ジ・アテナエクスクラメーションズって名前でデビューしなってことさ。ちなみに略称「???」。」
シャイナ「エクスクラメーションなら「!!!」でしょうに・・・」
氷河「す、素晴らしいタイミングのツッコミだ・・・」
カミュ「さすが我が弟子。良い感性をしている。」
ミロ「それぐらいのことで滝涙を流すな(つっこみチョップ)」
紫龍「痛っ! (なぜかこっちにHIT)」
シュラ「紫龍よ。お前はやられてただ黙っている男ではあるまい。お前の左手には大いなるつっこみチョップが宿っているのだ…」
紫龍「おぉ!!この左手に、大いなるつっこみパンチが!?」
デスマスク「なんじゃそりゃ!(つっこみチョップ)」
老師「(爆笑)」
紫龍「痛っ! (また当たった)」
「紫龍って・・・つくづく不幸だよね。」
紫龍「蟹ごと気に突っ込まれていてはこの紫龍の名折れ!」
老師「『ごと気』とは何じゃ!?それを言うなら『如き』じゃろ!(つっこみキック)」
星矢「なるほど・・・キックでツッコミという技もあるのか・・・勉強になるなぁ。」
カノン「もはや戦う価値すらないくらい哀れだな……」
カミュ「誤変換なんてよくあることだ。気にする必要は無いだろ、紫龍よ」
紫龍「うぅ。私が気にしているのはそんな事ではない。老師には、できればハリセンでつっこんで欲しかった。」
ムウ「あなたがお望みなら、そうしてもよろしいのですが・・・。(聖衣と同じ金属でできたハリセンをかまえている)」
貴鬼「オリハルコンにガマニオン、そしてスターダストサンドで作った特別製さっ!」
カミュ「ではムウよ、そのハリセンは私がシャカにツッコミを入れるときに使わせていただきたいのだが譲ってもらえんものかな?」
邪武「それにしても市の奴まだ来てねえのかよ、早くしねえと俺らの試合始まっちまうよ」
星矢「邪武。さっき市から連絡があってな、何でも人物欄に自分の名前がないから出るにも出れん状態らしい。」
氷河「奴なら効果音程度で充分さ。フッ」
「ある意味、最も笑いを取れそうなんだけどね・・・」
シャカ「ふっ。最も笑いを取れる男。それは私だ!!」
効果音「ズバシュッ!!(特製ハリセンで叩かれた?音)」
カミュ「流石は聖衣と同素材のハリセンだ。いい音がしてシャカにツッコミを入れるにはもってこいの奴だ」
星矢「いい音というか、明らかに斬られた音のような。」
サガ「アテナ・・・あれは武器とは言わないのでしょうか・・? シャカの後頭部から鮮血が・・・」
一輝「俺の聖衣の尾羽のパーツがないと思ったら、あんなものに改造されているとは…」
カミュ「確かにこれを多用するのは危険だな。とりあえず今のところはシャカへのツッコミ専用にしておこう」
サガ「いや・・・そういう問題じゃなく、あれは武器なのでは・・・」
デスマスク「いいや、武器としてはルックスが悪過ぎる。よって、あれは武器ではない!(無理矢理)」
ムウ「ああ、もったいない!(シャカの後頭部の血を見て)」
貴鬼「ムウ様、あ血を使用してバルゴの聖衣にハリセンをくっつけてしまっては・・・」
ムウ「・・・・・・(じっと見る)」
シャカ「私の血は、瞬間接着剤ではない!」
カミュ「くっ・・・!ぼけてくれなくては、つっこめない!!」
ムウ「貴鬼、オリハルコン、銀星砂、それにガマニオンを用意してくれ。バルゴの聖衣を修復する。」
沙織「壊れてないやん!!(つっこみ杖アタック)・・・ツッコミって結構楽しいのね。」
効果音「バキッ!ピキピキッ・・・(壊れた)」
カミュ「おお、神話の時代より一度たりとも壊れなかった乙女座の聖衣が(プライドもろとも)ここまで壊されるとは…」
ミロ「『プライドもろとも』って辺りがいいひょうげんだよな・・・さすがカミュ(しみじみ)」
「・・・て言うか、その前にタナトスに粉々にされてたよね。」
ナレーション「嘆きの壁の向こう側での出来事を、カミュは当然知る由もなかった・・・」
シャカ「あの、そんなことより私の聖衣が(怒)・・・。今の状況わかっているのかね?」
沙織「大丈夫よ。ムウが不眠不休でなおしてくれるからv献血は・・・誰からしてもらおうかしら・・・」
老師「もはや聖衣というより豊臣秀吉の鎧じゃのう…」
アルデバラン「ついでにツノも直してくれるとありがたいのだが・・・」
サガ「やめておけ。今のムウでは食い倒れ人形などに加工されかねん」
ナレーション「がびーん」
アイオリア「・・・く、『くいだおれにんぎょう』とは一体なんだ?」
星矢「あんた、あかんでぇ。食い倒れ人形ぐらい知っとかなぁ。」
邪武「簡単さ。アルデバランのいおっさん、あんた必殺技使うたびに「グレートホーン」と叫ぶことは許されずに「何でやねん!」としかいえなくなるってことさ。」
ナレーション「・・・・・・微妙な解説に、一同は一瞬固まった・・・」
老師「標準語を喋る食い倒れ人形など考えられんということじゃ。そういや、あの周辺には蟹の化け物もおったのぉ・・・。」
シャカ「『芸術は爆発だぁ!』‥とかいう塔もありましたっけ‥」
一輝「ジェミニのマスクがあの搭にされてしまうわけか…」
アフロディーテ「なんとなく見てみたい気もする・・・。」
アイオリア「その塔なら見たことがあるぞ。以前日本旅行(勅命)した時に。」
ミロ「確か塔の外壁にはでかでかと○立という日本の有名な電機メーカーの電飾が施されていたな」
沙織「‥わかりました。その日○とか言う電機メーカー、我がグラード財団が買収致しましょう‥」
星矢「(と一同) なにぃっ!?」
アイオリア「ミロよ、俺が言ってるのは千里の太陽の塔のことだ。それは通天閣ではないか」
ムウ「大阪を見誤った罪は万死に値する。が、ミロよ、そのクロスをグリ○の形に改造させてもらえれば許してやらんでもない」
星矢「勿論、イルミネーション付きだよね。」
「うわぁ、かっこいい〜(棒読み)」
ミロ「そのための献血はもちろんムウ、お前がしてくれるのだな?」
紫龍「な、なんだか話が変な方向に進んでいるような気がするのは気のせいか・・・」
老師「まだまだ青いのぅ・・・」


 ・・・次へ

 ・・・前へ







過去ログ一覧ページへ戻る

リレーでGO扉ページへ戻る

リレーでGO☆ 聖闘士星矢編へ




Click Here!