リレーでGO☆ = 聖闘士星矢編 =




過去ログ集第31章☆

『謎の聖衣』




ムウ「いくら包囲されてもかまわないじゃないですか。テレポートすればいいんですから」
老師「どうやらワシらは密入出国を繰り返す暴力的カルト教団と勘違いされているようじゃのう…」
サガ「嘆かわしい・・・」
「あながち間違っていないような気もするけどね」
シャカ「言わせたい輩には勝手にさせておけば良いだろう。」
沙織「とりあえず私が責任者ということで、説得してきますわ。」
シュラ「さすが女神。」
デスマスク「一国の警察が13才の小娘の言うことを聞いてくれるかねえ?クック」
沙織「そこっ! 何か言いましたか?」
ナレーション「デスマスクは一瞬驚いたが、うまく言い訳をした。」
デスマスク「…いや、むしろ小娘の言うことだからかえって親身に聞いてくれるかもしれねぇな…サガやシャカでは不審がられるだろうぜ。」
シャカ「・・・それは、どういう意味だね?」
アイオリア「言葉通りの意味だろう。」
シャカ「心外な言われようだな…とりあえず、官憲の諸君に私にひざまついておがめと説得してこよう。」
カノン「それは・・・ある意味面白そうかもしれないな(♪)」
シャカ「いや、まずはサガの愚弟から拝ませるか。」
カノン「おまえが警察連中を追い返せたなら、考えてやっても良いけどな。」
シャカ「あいにくと、逃げても逃げても私の掌の中ってのは得意なのだがな。むざむざ見逃すのは不得手だ。」
貴鬼「ムウ様ぁ、なんか難しい話をしているよ?」
ムウ「逃げたと思ってもいつの間にか人を見張ってるストーカーの話でしょう。貴鬼も気をつけなさい。」
一輝「・・・嫌なことを思い出した」
「どうしたの?」
シャカ「フッ・・・。私の偉大さでも思い出しているのだろう・・・。」
一輝「・・・・・・(溜息)」
沙織「まあ、細かいことは気にしないで、話を続けましょう♪」
アフロディーテ「たしかシャカが警察連中を説得できたら、カノンが釈迦を土下座して拝む、でいいのだな?」
カノン「え・・・だから、それは言葉のアヤというか・・・」
サガ「・・・見苦しいぞ。カノン。」
シャカ「それは違うぞ、アフロディーテ。まず愚弟を拝ませるのが先だ。それと愚弟、心から拝まなければ、何度でも拝んでもらうぞ。」
カノン「さっきから聞いていれば・・・『愚弟』『愚弟』言うなっ!!」
シャカ「わかった。では今度から欠陥品と呼ばせてもらうぞ。それでいいな?欠陥品?」
カノン「・・・どー考えても、そっちの方がヒドイだろーが!!」
シャカ「ならば、サガの劣性でいいな?」
アフロディーテ「まあ、確かに・・・悪の度合いもサガのほうが上だったが・・・。」
サガ「うっ・・・(一番痛いところをつかれた)」
カノン「それは聞き捨てならん。俺は大水害を巻き起こして何十万人をも死に追いやった。悪で言えば俺のほうが上だ!(墓穴)」
サガ「・・・(睨)」
効果音「Bagoooooooooon!!(サガ怒りの鉄槌がカノンの頬を直撃)」
ナレーション「そしてサガはわざわざ服を脱いでから、双子座の黄金聖衣を身につけた。」
沙織「へ、ヘンタイよ〜〜〜」
星矢「この前のサガとの対決の時も、教皇の間でオレがモロに見ちまったよな〜。」
ナレーション「そのとき、誰かが、サガとカノンを異次元へとばした。」
ムウ「今警官隊が来たら、確実に全員逮捕ですから。(にっこり)」
沙織「とりあえず、私が説得してきます。」
シャカ「私が説法するのではなかったのかね?」
星矢「聖域には女神の結界が張ってあるから、聖闘士以外は入れないんじゃないかったか?」
老師「緊急のこともあるからのう…警察官と消防、医者に限っては入れることになっているのだ。但し、善良な者に限られるがな。」
「御都合主義・・・ってヤツだね?」
ナレーション「その時、沙織が帰ってきた。どうやら、説得に何とか成功したらしい。」
アフロディーテ「説得というか、なんと言うか・・・(汗)」
デスマスク「どうせ金で買収したんだろ、このお嬢さんは」
沙織「な、なんのことかしら〜♪」
ナレーション「沙織は、誤魔化そうとしているが、結局誤魔化せなかった・・・」
沙織「そこっ! 余計なナレーションしない!!」
ナレーション「私は、本当のことを伝えなければなりません。とりあえず、それは放っといて、現在行方不明のサガとカノンはどこへ?」
ムウ「彼らも異次元の技の使い手です。自力で何とかするでしょう。」
星矢「なぁるほど。」
ナレーション「しかし、数時間経ってもサガとカノンは戻ってこなかった・・・」
アイオリア「・・・助けに行った方が・・・いいんじゃないか?」
星矢「何やってんだ、あいつら?」
氷河「ん?そういえば、紫龍はどうした?確か、ムウにスターライトエクスティンクションでどこかに飛ばされてから、全く行方がわからないんだが?」
ムウ「彼も老師の直弟子です。自力で何とかするでしょう。」
ミロ「ようするに探しにいくのが面倒くさいと・・・」
シャカ「…次元のごちゃごちゃっと入りくんだ、脱出するのにえらく面倒な場所にわざと転送しておいて、知らん振りか…」
ムウ「とりあえず、そんなつもりはありませんが・・・」
貴鬼「ムウ様は、ホントに悪気がないところが一番怖いんだ。」
ムウ「何か言いましたか、貴鬼?(にっこり)」
ナレーション「貴鬼は、思い切り驚いたが、何とかうまく言い訳した。」
ムウ「・・・・・・」
貴鬼「う・・・」
ムウ「まあ・・・今回は見逃してあげましょう。」
星矢「(かわいそうに・・・あいつも苦労しているんだなぁ)」
ナレーション「陰で、貴鬼の足が黄金のブーツにぐりぐりと踏みにじられているなど、知る由もない一同だった。」
貴鬼「(うう・・・すごく痛い。でも口に出して文句言うと、モットひどい目にあうし・・・)」
紫龍「ぜぇぜえ・・・(息が荒い)や、やっと戻って来れた・・・」
カノン「ハァハァ・・・、(こいつも戻って来た)なぜ私がこんなムサイ露出狂の奴等と同様向こうへとばされねばならんのだ・・・・!?」
沙織「あらカノン。・・・サガは?」
アイオロス「そういえば、サガだけ姿が見えないな。」
カノン「あいつは聖衣の下に何も着てないので、服を取りにいっているぞ」
シャカ「情けない・・・」
カノン「全くだ・・・兄弟として恥ずかしい・・・」
サガ「そう…だったな。この地上で女神の次に美しいと言われる肉体美をこそこそ隠すなど、この世の損失…さあ諸君、とくと見たまえ(はらり)」
ナレーション「だが、誰もサガの事を見ておらず、いつの間にかサガ以外はムウのテレポートでどこかへ行っていた・・・」
効果音「ひゅ〜(むなしく通り過ぎる風の音)」
ナレーション「・・・というわけで、(ちゃんと服を着てから)また全力で追いかけてきてくださいね〜♪」
サガ「よ、よしっ!!」
ナレーション「サガは死に物狂いで走った・・・」
ムウ「おや、早かったですね。」
ナレーション「しかし、あわてて選んできたので服のセンスは最悪だった。」
カノン「は、恥ずかしいヤツめ・・・!」
サガ「黙れ」
カノン「大体、そんな服・・・どっから持ってきたんだよ。」
ムウ「あ…あれこそは、レイザーラ○ン星座の聖衣…」
貴鬼「ムウ様が忘年会の罰ゲーム用に作った聖衣じゃないんですか?」
ムウ「偽教皇サマに「やむをえず」作らされたものではあるがな…本来なら、懲罰としてアイオリアに着せる道化聖衣だった。」
アイオリア「な。なにぃっ!!」
カノン「結局、元々サガ絡みの聖衣だったのか・・・」
サガ「うっ・・・!(また痛いところをつかれた)」
ミロ「いいじゃないか。似合っているんだから(悪気全然無し)」
老師「フォーーーー!!」
サガ「さてと…座興はこの程度にしないと怒られるからな…」
星矢「自分で話題ふったくせに・・・(ボソ)」
アイオロス「そういうところが、サガらしいがな・・。」
サガ「個性というものだ。(汗)」
カノン「けっ」
サガ「なんだカノン! その生意気な態度はっ!!」
沙織「あら、サガ?もしかしてまた喧嘩するおつもりですか?」
ナレーション「サガはカノンに夢中で、アテナの声が聞こえておらず、懲りずに喧嘩をした。」
シャカ「愚かな・・・」
沙織「ムウ。彼らはもっともっと遠いところに飛ばしてほしいようですわ(不自然ににっこり)」
ムウ「かしこまりました。全力で飛ばします。」
サガ「ま、待てっ!! そんなことをすると、全世界1千万人のサガファンが悲しむことになるぞっ!!」
ムウ「いきます(にっこり)スターダストレボ・・・」
星矢「そーかー。サガには1千万人もファンがいるのかー。すげーなー。」
魔鈴「まあ、その一千万人にせいぜい悲しんでもらうといいわ。さようなら。(冷淡」
カノン「巻き込まれないうちに俺は自分で逃避する。ゴールデントライアングル!」
ナレーション「カノンは技を出したつもりだったが、何故か技が出なかった・・・」
カノン「なにぃ!!」
ムウ「すまない。隔離だけのつもりだったが、余計な技を繰り出されたおかげでやばいところに送り込んでしまった。…お前たちには、正直絶望してはいない。死ぬな。消滅するな。万が一の僥倖を得て、なんとか生きていてほしい。なんとか…なんとか…(わざと次元断層に送り込んだらしい)」
魔鈴「まあ、あの二人なら死なないね。」
沙織「では、どのくらいの時間で戻ってくるか・・・クイズにしてみましょう(悪ノリ)」
「えーと。じゃあ、意外と早くて10分くらい。」
デスマスク「オレは、1時間ぐれえだと思うぜ。」
星矢「そうだなぁ・・・ハーデス編冒頭部では俺もムウに飛ばされてだいぶ出番が削られたし・・・5時間くらいは・・・」
一輝「まあ、5話(!)ってところだろうな。…ところで、これには何か賞品がでるのか?」
沙織「そうねぇ・・・何か考えてもいいけど・・・」
辰巳「‥お嬢様‥また余計な所で無駄使いを‥」
アフロディーテ「小遣い稼ぎにつくっている毒のない薔薇でも進呈しようか?少々作りすぎてあまっているのだ」
氷河「じゃあ、マーマの命日用に少し・・・」
カミュ「氷河・・・」
ミロ「相変わらずのマザコンか・・・」
アフロディーテ「まあ、花の使い方としては間違っていないから、少し分けてやろう。」
ナレーション「だが、アフロディーテはうっかり間違えて、毒バラを渡してしまった・・・」
アフロディーテ「(あ・・・。ま、いいか。青銅だし・・・死なないだろう・・・)」
デスマスク「(まあ、お供えする人間ももともと死んでるわけだから、問題ないんじゃないか…ヒガンバナみたいなものだ)」
氷河「なにか、変な視線を感じるんだが・・・」
一輝「気のせいだ。気にするな・・・」
氷河「余計気になる・・・」
ミロ「さり気なく教えてやるとその花を口に咥えるのは止めた方がいいぞ」
ナレーション「が、手遅れだった。」
氷河「う・・・」
「氷河っ!! 大丈夫?」
氷河「うぎゃああああ!バラのトゲが口に刺さった!(毒は吸ってないらしい)」
カミュ「・・・・・まだまだ甘いな、氷河よ(呆)。」
星矢「え? そのバラ『甘い』のか?」
魔鈴「・・・星矢(呆&怒)」
紫龍「それは違うぞ星矢。カミュが今の氷河を見て、痛みまでまだクールに徹してないから”未熟”だと言ったのだろう。」
一輝「さすが解説君・・・」
紫龍「ふっ・・・(偉そう)」
デスマスク「そんなモンぐれーで自慢になるなッP!」
紫龍「自慢ではない。誇りに思っているだけだ。」
老師「美しく育て過ぎたか、皮肉も通じんとは・・・。(号泣)」
星矢「今のは皮肉なのか?」
「・・・さあ?」
アイオリア「もう少し頭を柔らかくして融通を利かせた方がいいな」
紫龍「頭が柔らかければ、敵の攻撃を受けた時のダメージが大きいではないか!」
老師「(さらに滝涙)」
辰巳「紫龍は真面目すぎるのが困ったトコか・・・」


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