リレーでGO☆ = 聖闘士星矢編 =




過去ログ集第33章☆

『像の価格』




星矢「・・・俺達も?」
沙織「無論です(きっぱり)」
辰巳「普段の生活に戻ればお前らは城戸邸で養われてる孤児なんだからな」
沙織「そういう意味ではありません。平和な時の社会復帰の一環です。」
シャカ「なるほど・・・それは良い考えだ。さあ働け。(偉そう)」
デスマスク「シャカが一番社会から遠そうな気がするんだが・・・見たところ座ることくらいしか特技ないしな。」
シャカ「フッ‥甘いな。俺は座っているだけでも価値があるのだ。運が良ければ賽銭も集まる‥」
星矢「なるほど!(納得)」
アイオリア「海で大きなブリを仕留めてきたぞ〜。デスマスク、料理してくれ。」
デスマスク「してやってもいいが、その代わり材料とかはお前のを使わせろよ。タダは許さねえからな。」
アイオリア「じゃあ、シャカの前に置いてあった箱から取ってきたこのお金で何か買ってこよう。」
「この金額じゃごま油すら買えないと思うけど…(汗)」
沙織「しょうがないわね・・・・ キャッシュカード渡すから、誰か銀行でお金を下ろしてきて!」
星矢「沙織さん、そんなことしなくても、辰巳にパンスト被らせて拳銃持たせて銀行に行ってもらったらどうだ?」
ナレーション「そのとき、全員(辰巳以外)が星矢に拍手を送った」
辰巳「冗談じゃない! 何故俺が銀行強盗などしなければならんのだ! そんなのそこの蟹と山羊と魚(年中トリオのこと)にやってもらえばいいだろう!」
デスマスク「冗談じゃねえ。パンストは脱がすもんだ。被るもんじゃねえ。」
沙織「辰巳、私の命令が聞けないとでも?←(悪ノリ)」
魔鈴「…ただでさえ警察の方には「暴力カルト教団」って思われてるんだからさ、お嬢さんもお前らも冗談だけでやめてくれない?(ため息)」
沙織「確かに、その問題は切実よねぇ・・・」
紫龍「大体、正義に反するではないか!」
「銀行強盗は悪いことだと思うよ? それより沙織さん、近所に一人暮らしのお年寄りいませんか? 僕がその人達の孫や子どもになりすまして・・・・・」
星矢「振り込め詐欺も悪いことだろうが! それより自販機の釣り銭口と下を探して金が落ちてないか見たほうが・・・・(どこからかホウキを持ってきて)」
氷河「何を某落語家みたいなことやっているんだ! それより一輝の部屋のベッドの下に隠してあった本やDVDを売って金にした方が・・・・・(大量の本やDVDを持ってきて)」
一輝「うっ・・・それをどうして・・・;」
「兄さん、氷河の部屋のベッドの下に隠してあった本とDVDも売っちゃおうよ!(氷河の部屋から本とDVDを持ってきて)」
一輝「瞬、よくやった!(瞬の頭を撫でながら)」
星矢「じゃあ、瞬の部屋にあった少女漫画も売っちゃおうぜ!!」
「獅子宮にあった、仮面の女性のブロマイド売れるかな…?」
辰巳「お嬢様の部屋にあった韓流スターの生写真は高く売れるのではではないかと‥」
貴鬼「巨蟹宮にあった、いろいろな意味で色あせたのりぴー写真集は…果たしていくらなんだろう…」
デスマスク「あ゛ーーー! それはダメだっ!!」
貴鬼「だって同じのが3冊もあったから、1冊くらいいいと思う。」
星矢「その写真集、マニアに売りつけたらきっといい値段になるぜ?」
沙織「まあ。それはぜひ売らなくては・・・!」
デスマスク「貴様らぁ…俺の命の源を何だと思っていやがる…(蟹座小宇宙最大極度燃焼)」
ナレーション「デスマスクの小宇宙により、さすがの星矢達もおとなしく返した。」
老師「(…よかったのう…あの写真集に何かあったら、青銅組のや○い本が市場に大放出されるところじゃった…)」
紫龍「老師・・・何を考えていらっしゃるのかは良くわからないが、この騒動でも全く動じていないとは・・・さすがだ!」
「この際だから、各宮に寄ってお宝発掘していこうよ。まずは金牛宮だね☆」
星矢「冷蔵庫発見!!」
「な、なんて巨大な冷蔵庫なんだ!!」
アルデバラン「いや・・・小さいからそろそろ買い換えようかと考えていたのだが・・・」
ミロ「おお!中身は肉ばっかりだ♪」
アルデバラン「野菜も少しだけある! (偉そう)」
「でも貯金は少ないよ(通帳を見ながら)」
氷河「全て食費に消えているんだろう・・・」
ミロ「ちなみにこれ(冷蔵庫の中身)何日分の食糧なんだ?」
一輝「まあ・・・1週間分くらいじゃないか?」
アフロディーテ「私だったらこの量でだいたい10日と言ったところだが・・・」
アルデバラン「すまぬ…3日だ…」
ナレーション「この場にいる全員、言葉を失った」
アルデバラン「しかも、おやつはこっちの戸棚に・・・」
星矢「うわ、デッケー戸棚だな!」
「しかも2個もあるよ。」
デスマスク「・・・隣の部屋にもでっけぇ戸棚があるぞ。」
アルデバラン「こっちは三時のおやつ、あっちは十時のおやつ用だ。」
一輝「・・・すごすぎる・・・」
貴鬼「すっごいな〜。アルデバランのおじちゃん。」
アルデバラン「ふっ・・・(偉そう)」
ムウ「威張ることではないと思いますが・・・」
貴鬼「え〜 凄いと思うんだけど・・・」
アルデバラン「ではこの余勢を駆って白羊宮に戻ろうか。なぜあそこを飛ばしたんだろう…?」
「だって・・・大したものおいてなさそうだし。」
ムウ「そうですね。たいしたものは置いてありませんよ。(不自然ににっこり)」
アルデバラン「いや、確か…ぐふっ(沈没)」
星矢「あ、アルデバランっ!! どうしたんだ突然!!」
ムウ「おやおや、大丈夫ですか〜??一体何が起こったのでしょうねぇ?(再びにっこり)」
サガ「・・・色々言いたいことはあるが・・・とりあえず、つっこむのは止めておこう。」
ムウ「・・・なにか?」
カノン「そういえば、奴の宮には身の丈2Mを越す巨大なオリハルコン製のムウ自身の像があると聞いたことが…ぐっ(昏倒)」
沙織「まあっ! それは高く売れそうねっ☆」
サガ「残念ですが、オリハルコンは確かに希少金属ではありますが、高値がつくような需要はありません。」
沙織「とりあえず、実物を見てみませんと…」
デスマスク「予想外にも高いかもな。」
沙織「マニアには売れるかも。」
ムウ「貴鬼・・・。私が時間稼ぎしている間に、あの像その他諸々を隠しておきなさい。(テレパシー)」
ナレーション「ムウは貴鬼にテレパシーを使っているつもりだったが、なぜか貴鬼はこの場にいなかった・・・」
デスマスク「ククク、従者にも見放されたか。マンモス哀れな奴。」
カミュ「デスマスクよ、やはりお前は変な言葉を使うな。」
デスマスク「な・・・何? この言葉のどこが変なんだ!!」
氷河「わが師は小うるさ…生真面目だから、『宇宙的に哀れな奴』でないと気が済まないのだ。」
カミュ「氷河・・・(気温が30度ほど下がった)」
沙織「だから冷やすなと言っているでしょう。(ハリセンでツッコミ)」
シュラ「寒いぞ、カミュ!気温を下げるな!」
沙織「さあっ! 着いたわ。・・・その高く売れそうな像はどこかしら?」
星矢「この象の像なんか高くうれそうだゾウ‥‥」
シュラ「駄洒落を言うな、星矢!よけい、寒くなる!」
「でも・・・どうしてゾウの像なんてあるんだろう・・・」
ムウ「1日休むと取り戻すのに3日はかかるのです」
カミュ「3日もかかるのか、ムウよ。」
ミロ「面倒で手間は相当かかりそうだ。」
「・・・っていうか、話を誤魔化されている気がするんだけど・・・」
ムウ「チッ・・・」
一輝「むう・・・。ムウが舌打ちをするとは・・・。」
ムウ「・・・なにか?」
一輝「別に・・・・・」
氷河「瞬、寒くないか? 寒いなら、俺が暖めてやる(瞬を後ろから抱きしめる)」
ナレーション「相変らず懲りない氷河だったが、抱きしめていたのは、瞬でなく星矢だった・・・」
星矢「何するんだ!?氷河!!」
ムウ「さて。さっさと他の宮に行きましょうか〜」
星矢「おお!象の像が割れて、中からムウの像が…!」
アイオロス「はっはっは!すまんムウ。つい力を入れすぎて割ってしまった。」
アイオリア「アイオロス兄さん!何をやっているんですか!?」
貴鬼「あー、せっかく隠したのに〜」
ナレーション「全員、ムウの像を見る。」
アフロディーテ「なんか私よりも美しいぞ。この像。」
一輝「お前はどうなんだ、アフロディーテ。」
アフロディーテ「私は、こういうのに興味はないし。」
デスマスク「アフロの場合、自分の美しさ<自分の栽培した薔薇の美しさ、だからな・・・。」
アフロディーテ「父には農家に婿に行けと言われたよ。ラベンダーやコスモス咲き乱れる、美しい花畑のある農家にな…」
カミュ「その頃からお前は、美しさに酔ってしまったのか・・・。」
アフロディーテ「いや。単なる趣味の問題だ。」
カミュ「なんだ。そういう訳か。」
ミロ「・・・そこで納得するなよ・・・」
魔鈴「それで、先には進まないのかい?」
シュラ「ええっと、あのムウの像を徹底的に破壊するんだっけ?」
デスマスク「ネットオークションに出品するんじゃねえのか?」
アイオリア「デスマスクよ、あんな大きい物をどうやって出品するんだ。」
デスマスク「テレキネスがあるだろうが。」
アイオロス「ムウ自身にムウの像を運ばせるのか…ゴルゴダの丘まで十字架を運ぶキリストみたいだな。」
ムウ「すでにネットオークションに出品することが決定しているかのようなもの言いですね。皆さん・・・」
ミロ「売ったら金になるぞ、ムウよ。」
ナレーション「さあ、果たしてムウの像はいくらで売れるのか!?(コレは楽しみです!)←小声」
デスマスク「実は、いくらで引き取ってもらえるかの逆オーク…うぎゃっぴい!」
星矢「うわっ!!デスマスクが‥!!なんか‥アレだ、酷い事になってるぞぅ!!」
「とりあえず、デジカメで撮影っと・・・。(パシャ)」
デスマスク「おい、瞬!今、何をした!?」
アルデバラン「こ、このカメラ、乾板が入ってないぞ!」
「え? 何のこと・・・?」
ムウ「このままオークションから話がそれていけば良いのですけど(しっかり口に出してます)」
アイオリア「そうだった!おい、デスマスク。さっさとオークションに出せ!」
デスマスク「あん?出してえヤツが出せよ。面倒くせえな。」
サガ「では、私が。かたかた、ぽち。」
カミュ「ほんとにサガが出してしまった・・・。」
ムウ「まあ、出してしまったものは仕方がありませんね(にっこり) さて・・・順番通りいけば(先に金牛宮に行ったから)次は『双児宮』(強調)に行きましょうか。」
ナレーション「ムウがそう発言した時、双子は「ぎっくぅ!」と言う顔をした。」
カミュ「何か隠してるな、サガとカノン。」
沙織「時間が無いのでさっさと行くわよ!」
「像のオークション結果がわかるまで、時間があるからね。」
辰巳「気になる・・・。」
ナレーション「こうして一行は、双児宮に向かった」
星矢「うわ〜つまんねえ・・・・ 何もねえな、双児宮って・・・・」
ナレーション「その時双子は誰も見ていないところでほっと安心した・・・はずだったが・・・?」
氷河「・・・今俺たちがいる、この宮自体がジェミニが作り出した幻覚・・・ってことはないよな・・・?」
「あれ・・・?サガはいるけど、カノンがいないよ?」
サガ「ほ、ほら、いるぞ?(立ちつくす双子座の聖衣を示しながら)」
カノン「あ、双子座の聖衣!サガ、俺にも貸せ!」
星矢「っていうか、なんにもないみたいだし、その聖衣売っちゃおうぜ。マニアが高く買ってくれえるよ、きっと。」
カノン「アナザーディメンションを放つぞ、星矢?」
デスマスク「ムウの像が落札されたぞ〜。284円。」
ムウ「ま、まさか・・・!!」
シャカ「ふっ・・・。さすがはムウの像だな・・・。」
カミュ「ムウの像は価値がなかったな。」
ムウ「・・・・・・(呆然)」
カミュ「どうした、ムウよ。」
ムウ「それは恐らく表示ミスだ。『284』と『円』の間の『万』が抜けているのだ。正しくは『284万円』!間違いない!」


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