リレーでGO☆ = 聖闘士星矢編 =




過去ログ集第34章☆

『不評な絵画』




星矢「ところで・・・単位は『円』でいいのか?」
デスマスク「いや、ウォンだ。(韓国のお金の単位)」
シャイナ「つまり2840ウォンだったわけか…」
シュラ「高いのか!?(キラーン)」
カミュ「安いな。インゴットにして売ったほうが高いかも知れない。」
星矢「ウォンって、いくらぐらいなんだ?」
沙織「今の為替レートだと、だいたい8ウォンで1円ぐらいかしら・・・。」
一輝「何を言い合っているのだ?」
「うーん・・・兄さんには、ちょっと難しい話かも・・・」
沙織「あら難しく考える必要なんてありませんわ。ムウの像が安かったってだけですもの。」
一輝「そういうことか。ムウの像なんてそういうものだ。」
効果音「ガビーン!!!」
ムウ「・・・ふっ。あの芸術的彫刻の価値がわからないなど・・・見る目がないということですね・・・」
カノン「・・・・そうとは思えないが・・・」
一輝「たかが銅像で落ち込むな、ムウよ。」
ムウ「別に落ち込んでなどいません。人々の見る目の無さを嘆いているだけです。」
紫龍「俺のメモによると、「建築需要でレアメタルの価値が上昇しているため、安価で出展された当該競売物は格好の好餌となった」とか書いてある。さっぱり何のことかわからん…」
アフロディーテ「結局、像の芸術的価値とやらはどうでもいいと・・・。」
ナレーション「まあとりあえずそれはほっといて・・・双児宮を探索してみましょう。」
サガ「特にないから巨蟹宮に行ってみよー!」
カノン「行ってみよー!(こういう時だけ仲良くハモってみたり)」
ムウ「おや・・・?ここの壁は怪しいですね。漆喰が全然乾いていなくて、いかにも塗りこめたばかりと言う感じがします。」
サガ「待て、ムウ!人の宮の壁を愚痴るな!」
デスマスク「ああ?こっちの壁も全然乾いてねえぞ。」
星矢「『ペンキ塗りたて』だってさ。怪しくねぇ?」
一輝「怪しすぎる!破壊してやる!!鳳翼天翔!!!」
効果音「ドカーン! ガラガラ・・・」
ナレーション「一輝の本気の一撃に壁がかなうはずも無く、あっさりと根性無く壁は崩れ去った。そして中には・・・」
サガ「!!」
ムウ「なんとおぞましい…」
ナレーション「そこには手に手を取り合って、にっこりと微笑む双子の絵画が・・・!」
星矢「こんな絵、こーしてやる!!」
「待って、星矢! そんな絵、破くよりも跡形もないように燃やした方が・・・・・」
一輝「よく言った瞬!鳳翼天翔!!!」
ムウ「ダメですよ…こういうものは、白日の下に晒して羞恥刑に処さなければ…フフフッ(クリスタルウォールで絵を守る)」
カノン「(そ、それは本気で嫌だ。何とかしないと・・・)ちょっと待て、ムウ・・・」
沙織「そうです。もしかしたら高く売れるかも。」
デスマスク「さっそく出品しよう。」
星矢「お前の写真を付けてな。>デスマスク」
氷河「いや。値が下がるだろう・・・それじゃ。」
「というか、主催者に出展拒否されない?この絵。」
紫龍「されるだろ、普通に・・・。」
ナレーション「では、どうしましょうか?このおぞましい絵は・・・(若干引き気味)」
沙織「なんとか売る方向で考えてください。」
シャカ「私のありがたい説教をおまけにつければ・・・」
サガ「それは遠慮する。(キッパリ)>シャカ」
シャイナ「私のグラビア写真付きでどうだ!」
デスマスク「てめぇの写真を見ると、世の中の終わりなんだよ!>シャイナ」
星矢「俺はシャイナさんの写真ほしいな。」
一輝「興味ないから、鳳翼天翔で燃え尽くすまで!」
効果音「ゴォォォォォ・・・」
ナレーション「シャイナの写真は燃え尽きた。」
「兄さんヒドいっ! 女の人の写真を燃やすなんてっ!!」
星矢「ああ、シャイナさんの写真が・・・(がっくり)」
アフロディーテ「だが一番焼きたい絵はクリスタルウォールのおかげで健在…一輝、お前バ○だろ。」
一輝「何か言ったかアフロディーテ?俺は、今頃は、あの絵をとっくに燃やしている。しかし、ムウの存在が邪魔なので、燃やせないのだ!!!」
アフロディーテ「イイワケにしか聞こえないな・・・。」
一輝「とりあえず、ムウが邪魔なのだ!それだけだ!」
ムウ「・・・なにか?(にっこり)」
沙織「双子の絵は受け付けてくれたオークションサイトがありましたから、燃やしてはいけません。」
一輝「バカな、今から燃やそうとしたのに・・・。おのれ、ムウ!!!」
デスマスク「お前が買い取って堂々と燃やせばいいじゃねぇか。」
一輝「それもそうだな。」
ナレーション「オークションが終了しました。」
ミロ「ちなみにいくらだ?」
ナレーション「1000000000円でした」
一輝「高すぎるだろ!どんだけ価値が高いんだ、あの不気味な絵は!!終了したんだから、鳳翼天翔で燃やしてやる!!おい、ムウ!今度こそ邪魔をするな、いいな!?」
沙織「もったいないっ!! 世の中にはマニアな変態な方だっているのですから、それで良いではありませんか!」
一輝「誰も邪魔をするな!鳳翼天翔!!!」
サガ「俺が…歯を食いしばって捻出した10億円だ…むざむざやらせはせん!」
デスマスク「偽教皇時代に聖域の予算ちょろまかして隠し財産作っていたのは知っていたが・・・。いくらなんでもごまかしすぎだろ・・・;」
一輝「瞬!鎖でサガをつないでおけ!俺は、今からあの絵を燃やす!!今度こそ、喰らえ、鳳翼天翔!!!!」
ナレーション「だが、結局燃やせなかった・・・女神の力のおかげで・・・」
一輝「女神ーーーーーーーーーー!邪魔をするなーーーーーーー!!!!」
沙織「サガから10億円取り上げるまでは燃やさせるわけには行きませんわ。ほほほ・・・」
一輝「誰か、どうにかしてくれ!!」
「でもさぁ・・・結局つまりは、サガが自分でお金(偽恐慌時代に横領した?)出して買い戻した・・・ってことでしょ? 別にもう放っておけばいいんじゃないの?」
ムウ「(テレパシー)さっきの女神の言葉ですが、10億巻き上げたら後は燃やそうがどうしようがかまわない、と言っているように聞こえましたが・・・?」
沙織「そ・の・と・お・り♪」
一輝「そういうことだったのか・・・。(ムウのテレパシーを感じ取る。)」
サガ「何か嫌な予感がするが・・・」
ムウ「とにかくさっさと進みましょう。次は巨蟹宮でしたね。(なんだか機嫌の良い微笑み)」
デスマスク「ヘッ、お前も物好きだな、ムウ。見たけりゃ勝手に見な!!!」
ムウ「いいでしょう。とことん見てやりましょう。」
デスマスク「キスしてぇん」
カミュ「お前、本当にデスマスクか・・・?」
デスマスク「当たり前よv」
サガ「何故、女言葉を言っているのだ・・・?」
シュラ「たまにこういう悪ふざけをするのだ。こいつは。」
ナレーション「一同、巨蟹宮を見たのだが、死に顔以外殆ど変わったものがなかったので、獅子宮へ向かった。」
沙織「まあ、さっきの写真集で勘弁してあげましょう。」
効果音「どかぁあぁぁん」
沙織「あらら、皆さん自爆してしまいましたわ。まあ、どーでもいいですねっ!!」
一輝「流すな!!!」
沙織「(無視)」
氷河「なぜ獅子宮への道にこんな仕掛けが・・・?」
ムウ「ほんのちょっとした茶目っ気ですよ。」
アイオリア「誰だ、人の宮にトラップを仕掛けた卑怯な奴は!?」
効果音「ばきゅーん!」
ムウ「また、引っかかりましたね・・・・。 仕掛けたのは紛れも無くこの私なのですよ・・・。」
アイオリア「ムウ、お前はとことん落ちるとこまで落ちてしまったな!!それでも、お前は黄金聖闘士か!?」
ムウ「落ちるところまで落ちて、そしてまた這い上がる‥私の美学です‥(うっとり)」
アイオリア「ふ…!気に入った!好きにしろ!」
沙織「じゃ、ありません!!(アイオリアとムウの頭をニケの上でぶったたく)」
ミロ「しかしまあ・・・外敵の進入を防ぐという意味では有効な手段だしなぁ・・・」
効果音「バゴオォォォォン!」
ミロ「だ、誰だっ!!こんなところに・・・!!(嵌ったらしい)」
ムウ「あ、それも私です。」
沙織「何を誇らしそうに言ってるんですか?(またニケの杖でぶったたく)」
ムウ「痛いじゃありませんか。ドメスティック・バイオレンスゥ?」
アイオリア「欧米か!(ビシッ)>ムウ」
デスマスク「しかし、こんなに罠だらけじゃ、迂闊に動けないぞ。三歩歩くごとに罠がある。(網にひっかかって宙吊りになっている)」
ムウ「私を捕まえることが出来たら罠のある場所を記した地図をあげます。」
星矢「よし!ムウを捕まえるぞ!!」
効果音「ドカーン!」
ムウ「簡単に捕まえられるとは一言も言っていませんよ?」
一輝「ならばお約束の、鳳翼天翔!!!」
ムウ「ふ…そんなもの…」
一輝「何がおかしいんだ!?」
沙織「いい加減にしなさい。←(ニケでムウを殴ったつもりが、間違えて邪武を殴った。ちなみに間違えたのに気付いていない)」
効果音「ばきゅーん!」
アフロディーテ「うおっ・・・!」
紫龍「魚座の聖闘士は驚いたときに「うおっ」とか「ぎょっ」とか叫ぶ…と。メモメモ」
サガ「どーでもいいが、なぜムウがここまで必死に獅子宮を守ろうとするのだ・・・? 獅子宮に、ムウにとって都合の悪い何かがあるとでもいうのか・・・!!」
ムウ「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。」
ナレーション「ムウは、壊れた。」
氷河「もはや、このムウが仕掛けたトラップを攻略しない限り、次の処女宮へは行けないのだ!!」
「それ以前に、獅子宮にも辿り着けないんだけど・・・」
星矢「もーいいじゃん。城戸邸を漁ったほうがお宝も多そうだし。そっち行こうぜ。」
シュラ「いわゆる、家宅捜査ってやつか?>星矢」
一輝「しかし・・・気にならないか? 獅子宮に何があるのか・・・ 大体ここで引き下がったらムウの思うツボだ。」
サガ「そういうことなら私に任せろ。食らえアナザーディメイション(運がよければ、どこかの宮にでるぞ)」
「‥どこかに出たけど‥ここどこ?」
一輝「むう・・・。恐らく、獅子宮か?」
アイオリア「確かに獅子宮だが・・・一体ムウは、俺の知らぬ間に何をしでかしたのか・・・」
ミロ「俺たちが双児宮でうんちくかんちくやってた時か?」
アフロディーテ「ふひひ。」
カミュ「どうした、アフロディーテ?変な笑い方をして・・・。」
アフロディーテ「違う。私ではない・・・いや、正確には私の意志ではない。これも何かの罠か・・・?」
ムウ「何でもかんでも私のせいにしないで貰いたいものだな‥」
アフロディーテ「貴様のせいだなんて一言も言ってないだろう。」
アイオリア「何故ここにいる」
ムウ「貴方達の後をつけさせてもらいました。」
星矢「この卑怯者め!!」
デスマスク「第一、こんなことになったのはムウ、お前が原因だろーが!!」
ムウ「ふ・・・(かっこつけて一歩踏み出し、罠を踏む)うわっ!」
アイオリア「自業自得というものだ。」
ミロ「どうだ、俺たちのやられた気持ちがわかったか!?>ムウ」
沙織「さーて、この宮には何があるのかしら〜」
ムウ「う、魚座のアフロディーテよ、この宮が荒れる前に貴方に言いたい事があります・・・・。」
アフロディーテ「何だね?命乞いか?」
ムウ「むぅ〜〜」
アフロディーテ「出てけ!!」
効果音「ずどぉぉぉん!!」
アフロディーテ「な、何…!?」
アイオリア「何だ、この爆発音は!?」
アフロディーテ「バラ園の方から煙が!」
「でも、ここからじゃだいぶ遠いよ。」
カノン「フッ。俺に任せろ!ゴールデントライアングル!!」
アフロディーテ「私の薔薇がバラバラじゃないか…(激怒)」
ムウ「ふふっ私のせいじゃないですよ。ふふふふふふ」


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