リレーでGO☆ = 聖闘士星矢編 =




過去ログ集第35章☆

『沙羅双樹を観光地に』




星矢「(騒動は無視して獅子宮をあさっていたらしい) あっ!! ここに床下収納庫があるぞ!!」
紫龍「一体何が!?」
星矢「人骨が…」
一輝「誰の骨なんだろうか? 知りたくない・・・・。」
アフロディーテ「いやいや人骨じゃない、豚骨だ。スープのダシにな、使うのだ。」
星矢「なーんだ。ここでスープ作ってくれないか?」
アフロディーテ「いいぞ!! おにぎり付きラーメン定食でな。」
氷河「おにぎりも付くのか・・・?」
星矢「そうなんだって。とってもおいしそうなおにぎりだったぜ。」
老師「ところで、アフロディーテよ。そのおにぎりはおぬしが作るのか?」
アフロディーテ「あぁ。具は何がいい?」
サガ「鮭だ。」
「僕は梅干!種無しでね!」
アイオリア「・・・なぜ、俺の宮にこんなものがあったんだ・・・(悩)」
ミロ「お前がひそかに隠し持っていたことしか考えられないだろ。」
サガ「まさかムウが隠したがっていたのが床下収納庫だったとは思えんし・・・」
老師「おや?床下収納庫の置くにさらに隠し扉があるぞ。」
ナレーション「紫龍が隠し扉を発見した時、ムウは冷や汗を掻いた。どうやらムウにとってはかなり都合が悪いようである。」
ムウ「あ、それは・・・!!」
ミロ「よし。開けろ!!」
デスマスク「ケッ、なかなか頑丈にできてやがるな…」
沙織「あら?この扉、引き戸になっているのではないかしら?」
氷河「古典的なギャグだな‥」
ナレーション「開けてみた。」
ムウ「とうとう・・・ばれてしまいましたね。(ため息をつきながら)」
ナレーション「そこには大量のダイエットフードとプロテインが!?」
紫龍「なるほど・・・戦闘向きには見えないムウが、腕力などでも他の聖闘士に引けを取らないのはこのためだったのか・・・」
ミロ「何のために集めていたのだ?」
ムウ「新必殺技開発のための基礎体力作りのために決まっているでしょう。一度見た技が二度と通用しないのは聖闘士だけの特権とでも思っているのですか。」
星矢「俺たちをその犠牲者にするつもりだったのか!?」
アイオリア「・・・それがなぜ俺の宮の地下に・・・」
ナレーション「まあとりあえずそれは後でいいとして・・・次の処女宮へ行きませんか?」
シャカ「実はこの間、有名な仏師が私のためにわざわざ仏像を彫ってくれたのだ。ぜひ、実に来るが良い。」
カミュ「誰だ、仏師って・・・。」
沙織「有名・・・ってことは、高く売れるかも♪」
デスマスク「大変だったんだぜ?あの世から呼び戻すのは…運慶をよ。」
アイオリア「運慶・・・。誰だ、そいつは」
デスマスク「知らないのかい?」
ミロ「ギリシャ人に、その辺の知識を求める方が間違っている・・・」
星矢「俺も知らないぞ!」
ムウ「鎌倉時代の仏師のことですよ。 そのくらいの事も知らないのですか?」
一輝「確か、口を閉じているやつを作ったんだよな・・・。」
沙織「高く売れるんなら何でもいいわ♪」
ムウ「そのとおり!! よく分かっているではないですか!!」
「すでに売ること決定なんですね。」
沙織「だって、そんな貴重なものきっと高く売れるわ。売れたら皆さんといっしょに海外旅行にいけるかもしれませんし。」
紫龍「団体割引がきくな‥」
シャカ「何故運慶の事から、海外旅行の話になるんですか>アテナ」
辰巳「お嬢様・・・ここ(聖域)は既に海外ですが・・・」
沙織「お黙り!!(黄金の杖で辰巳の頭を叩く)」
「あーあ、墓穴掘ってるし。」
沙織「だって、たまには違う国へ行ってみたいのですわ。世界には未知の宝物がたくさんあるかも知れませんし。」
氷河「例えば、ツタンカーメンとか。」
紫龍「見聞を広げるのは良いことだと思うが・・・」
ムウ「私たちはその気になれば、どこにだって日帰りでいけるのですが・・・。」
星矢「あんただけだよ。テレポートで日帰りできるのは。>ムウ」
サガ「いや・・・基本的に我々は光速で移動できるから・・・」
アフロディーテ「そのせいでこないだ捕まったのは誰だっけ?飲んだら走るな、走るなら飲むな!危うく事故を起こすところだったじゃないか」
一輝「酒をか・・・?」
氷河「・・・っていうか、普通に走っていても危ないだろ。」
紫龍「そういえば町のいたるところに「飲酒光速移動は法律で禁止されています」って書いてある看板を見たが・・・・。」
ミロ「あ、それ、俺とデスマスクのせいだ。多分・・・」
紫龍「噂では老師が書いたらしい。」
星矢「サガとカノンかもしれないぜ。」
「『飲酒』じゃなかったら良いわけ?」
シュラ「そういえば、「無理な光速の出しすぎには注意しましょう」よいう垂れ幕が警察署にかかっているのをみたことがあるな。」
紫龍「これも老師が書いたんだろうな。」
星矢「うわぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!」
アフロディーテ「どうしたのだ、ペガサス?いきなり叫びだしたりして。何か身に覚え(過去に光速で移動して事故)でもあるのか?」
デスマスク「まさか、お前がやったのか?>星矢」
星矢「俺のせいじゃ‥俺のせいじゃないッ!!俺はすぐに停止しようとしたんだぁぁぁッ!!」
サガ「やっぱりお前か・・・。」
星矢「だけど後ろから魔鈴さんが追ってくるから…追ってくるから!(涙目)」
「うわぁ‥そりゃ怖いよね〜全力で走って逃げたい気持ちもわかるよ〜」
一輝「魔鈴って、隠れストーカーだな。」
魔鈴「修行中に逃げ出したんだ。追うのが当然だろう(動揺すらせず、きっぱりと)」
シャイナ「そういえば・・・そういうこともあったねぇ。」
アイオリア「しかし、何もそこまで追わなくても、よかろう。」
沙織「そうよね〜女なら追うより追われる位じゃなきゃね〜☆(クスクス)」
星矢「沙織さんの場合は、『追われる』っていっても、さらわれたりすることも込みだからなぁ・・・」
紫龍「それは『追わせる』だろう。いや、あるいは負担を強いるという意味で『負わせる』かもしれんが。」
魔鈴「なるほど。さすがだね。」
沙織「ふふふふ、よくわかったわね!!」
一輝「ある意味、外道だな。」
氷河「こういう女を『小悪魔』というのか‥な‥??」
沙織「まあ、女神を悪魔だなんて・・・!!」
デスマスク「「小悪魔」というのは、女にとっては褒め言葉だぜ。」
星矢「って事は・・・。」
一輝「女神ではなく小悪魔・・・。」
沙織「いやだもう!そんなに誉めても何も出なくってよ!オーホホホホ!!」
デスマスク「ったくよぉ、めでたい女神様だぜ!」
ナレーション「・・・と、楽しげに会話していたところ、ついうっかり(?)処女宮を通り越してしまいました。」
沙織「あれ?ここはドコ?」
紫龍「天秤宮まで来てしまったようだ・・・」
シャカ「君達、私の宮を無視するとは、そんなに存在感がないのかね!?」
ナレーション「とりあえず、処女宮へ戻りませんか?(今度は間違って獅子宮へ行かないように)」
星矢「いやにきまってるだろ!!」
一輝「仏像しかないらしいしな・・・」
アフロディーテ「沙羅双樹へは行かないのか?あそこだけはいい場所なのだが・・・。」
シャカ「ああ、あそこならバカが3人ほど集まって、だいなしにしてくれた。今はもう、ない。」
アフロディーテ「なに?そうだったのか?その三バカって誰のことだ?←(デスマスクと一緒に冥界へ送られていたので知らない)」
サガ「お前が挑発したくせに、こちらばかりが悪いような言い方を・・・。」
「あ〜‥年寄り達がもめだしたね‥ほっといて仏像の運び出ししない?トラックも来たよ?」
ムウ「嘘はいけませんよ。揉め事を宥めようとする意図は買いますがね…この聖域では、なんぴとも二本の足で歩くしかない。車など、入って来れぬように結界が張られています。」
紫龍「トラックが流星の如く壊れた・・・。まるで星矢の流星拳にやられたみたいな・・・。」
沙織「まあ、とりあえず・・・仏像はあとで財団の者に運び出させるとして・・・」
デスマスク「購入先はまだ決まっていないんだろう?」
シャカ「またオークションか!」
ムウ「問題はこの仏像が全て石窟寺院様式の磨崖仏ということでしょうかね…運慶作のガンダーラ様式石仏ってのは珍しいでしょうけど、崖に彫られていては動かせませんからね。」
紫龍「成る程‥製作過程で盗難防止対策まで施していたとは‥なんと素晴らしい彫り物なのだ‥(違!!)」
沙織「じゃあ、観光客を集めて、直接見物料をとる方向で・・・」
ナレーション「あの、残念ですが、一般人に十二宮を突破するなど絶対できないでしょう・・・」アフロディーテ「仏像に興味の無いミロ達はもう先に進んだようだぞ。」
星矢「あきらめるな!!」
アイオリア「シャカよ。仏像の事は諦めろ。」
シャカ「そうか、また裏切るのか。」
ミロ「デスマスクに頼んで、運慶連れてきて、また作ってくれたらどうだ。」
デスマスク「いや、一度蘇らせた死人は、二度と蘇らせることはできない・・・はず。」
沙織「…つまり、処女宮以前の聖闘士を全員解任して、一般人でも来れるようにすれば万事OKね…」
星矢「キグナスっ!! 沙織さんを何とかしろ・・・。」
氷河「え?!なんで俺?!?!」
ムウ「いや、解任しなくても、観光協会発行の見学証明書などを持参した場合は通行できるようにする・・・とか方法があるかと思うのですが・・・」
アイオリア「その証明書のほうがいいですよ。解任はちょっと・・・。」
沙織「あら、でも一宮あたりに二人聖闘士を配置したほうが、より防御も強固になると思うのですが…」
「だったら12人全員一つの宮にそろえたらどうかな?」
アルデバラン「それではあまりにも狭い…食料も足りなくなる…」
シャカ「それに禁断の技を使った馬鹿共がいるため、いつ宮が壊れる可能性も考えられる。」
沙織「そうねぇ・・・考えておくわ。」
ナレーション「とは言いながらも、コストダウンのために再編を考える沙織であった・・・。」
カノン「話は変わるが、此処は処女宮か?それとも天秤宮か?」
紫龍「・・・話の流れ的には・・・天秤宮に着いていた筈だが・・・」
ミロ「この大量の埃・・・。間違いない天秤宮だ。」
氷河「天秤宮ってこんなに汚いところだったのか・・・・。ちょっとがっかり。」
老師「紫龍が掃除をしないからじゃ!」
星矢「・・・『じゃ』?」
沙織「こんな汚いところ、よく住めますわね!!」
辰巳「早速掃除器具を取り寄せます。‥ピッポッパッ!」
「・・・大体、老師はここに常駐していないんだから仕方ないよ。」
ナレーション「掃除道具が届きました。13+5の18人分です。」
星矢「じゃあ、早速掃除しようぜ!! リフォームも兼ねてやろう。」
氷河「リフォームってことは、一部潰すんだよな・・・。(汗)」
紫龍「・・・別にそこまでやらなくても・・・」
カミュ「待て、この部屋はなんでここまで無防備なんだ?大体この部屋で出た犠牲者は、常に外部から来た加害者によって齎されている。アテナを守る十二宮にしては全くその役目を果たしてないじゃないか。何か罠が…」
効果音「キュイィィィン!!(届いた巨大掃除機が・・・暴走)」
ナレーション「巨大掃除機が暴走したので、そこにいる人たちはみんな避難した。ついでに、掃除機はリフォームもしたのであった。」
サガ「それはリフォームじゃなくてリコールじゃないのか…ぶつぶつ」
沙織「あまり面白くなかったけど・・・とりあえず座布団1枚差し上げましょう。」
サガ「ざ、座布団・・・。有り難うございます。」
効果音「スポッ。(座布団は吸い込まれた)」
デスマスク「あーあ・・・。誰か掃除機止めろよ!」
サガ「ざ、座布団返せーーー!!」
ナレーション「サガは、取り戻そうとしたが、逆に吸い込まれそうになった。また、邪武と辰巳はいつの間にか掃除機に吸い込まれていたが、誰も気付いていなかった・・・誰一人として・・・」
「天秤宮もさずいぶんすっきりしたよね。し過ぎって気もするけど・・・。」
カミュ「サガは大丈夫なのか。(邪武と辰巳はほっといて。)」


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